「発」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「發」については「發(漢字)」をご覧ください。

とは、はなつ/弾や矢を放つなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、癶部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「発」
字体
読み 音読み ハツ
《外》ハイ
《中》ホツ
訓読み 《外》あば()
《外》()
《外》はな()
《外》ひら()
部首 癶部
画数 総画数 9画
部首内画数 癶部4画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検8級
日本語能力検定 JLPT N4
異体字「發」
字体
画数 12画
Unicode U+767C
JISX0213 1-66-04

書き方・読み方

書き方

発_書き方
発の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ホツハツハイ発くひらく発つはなつ発つたつ発くあばくの7種の読み方が存在する。

意味

  1. はなつ。つ。「発射・発砲・散発・不発・暴発」
  2. たつ。かける。む。対義語:「発車・発送・発着・始発・出発・先発・遅発」
  3. こす。物事をめる。
    • ハツ。「発案・発議・発語・発想・発奮・偶発・続発・単発・奮発・連発」
    • ホツ。「発起・発心・発足・発端」
  4. じる。現象がきる。れる。
    • ハツ。「発火・発芽・発汗・発狂・発現・発光・発情・発生・発電・発熱・発露・蒸発・突発」
    • ホツ。「発作・発疹」
  5. す。ってへと公開する。「発刊・発券・発行・発信・発送・発注・発売・発表・発布・発令・増発・乱発」
  6. ひらく。るみにす。されたものをく。「発掘・発見・発覚・発明・開発・啓発・告発・徴発・摘発」
  7. びる。がる。「発育・発達・発展」
  8. す。す。の代用字。「発酵」
  9. す。の代用字。「反発・挑発」
  10. びはねる。の代用字。「活発」

熟語

四字熟語

「発」の漢字を語中にもつ四字熟語12種を表にまとめる。

「発」が入る四字熟語
一念発起いちねんほっき 英華発外えいかはつがい 悔悟憤発かいごふんぱつ
活火激発かっかげきはつ 才気煥発さいきかんぱつ 談論風発だんろんふうはつ
発人深省はつじんしんせい 発憤興起はっぷんこうき 発憤忘食はっぷんぼうしょく
発菩提心はつぼだいしん 百発百中ひゃっぱつひゃくちゅう 愉快活発ゆかいかっぱつ

発荷【はっか】

[Romaji]Hakka

秋田県鹿角郡(カヅノグン)小坂町(コサカマチ)、十和田湖(トワダコ)南岸の地名。
北緯40.42°、東経140.87°、標高533メートルの地。
県道2号十和田大館(オオダテ)樹海ラインの終点。

発破【はっぱ】

鉱山や土木工事などで、岩石に細長い穴をあけて爆薬を詰め、点火して爆破すること。また、その点火またはその火薬。はっぱをかける(発破をかける、発破を掛ける)、たんぷ(タンプ)。

地発【ちはつ】

[電]地熱発電または地熱発電所の略称。
地発プラント

地発【ちはつ】

[接尾辞]「その地から発せられた」を表す語形成要素。
現地発の情報

電発【でんぱつ】

[俗][電]電源開発株式会社の略称。
でんげんかいはつ(電源開発)

文字コード

「発」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「発」の文字コード一覧
Unicode 1 U+767A
JISX0213 1-40-15
戸籍統一文字番号 2 253790
住基ネット統一文字 J+767A

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「発」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 6275
新大字典4 講談社 10476
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 7617
大漢和辞典6 7 大修館書店 22662’
大漢語林8 大修館書店 7407

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第3学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「発」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「発」についての総括
  1. 発の画数 :9画
  2. 発の部首 : 癶
  3. 発の読み方:ホツ・ハツ・ハイ・ひらく・はなつ・たつ・あばく
  4. 発の意味 :はなつ/弾や矢を放つ
以上で「発」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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