「葛」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

葛とは、かずら／つる草の総称などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、艸部に分類される。日本では常用漢字、地名外字に定められており、高校卒業／大学／一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『葛』の字には少なくとも、葛カツ・ 葛カチ・ 葛つづら・ 葛くず・ 葛かたびら・ 葛かずらの6種の読み方が存在する。

意味

1. かずら。つる草の総称。
2. くず。草の名。マメ科の蔓性の多年草。秋の七草のひとつ。「葛根・葛粉・葛餅・葛湯」
3. つづら。ツヅラフジや竹などの蔓で編んだ籠。「葛・葛籠・葛篭」
4. かたびら。ツヅラフジの繊維から作られた布。「葛衣・葛巾」
5. かつ。ツヅラフジの蔓がもつれ合う様から、感情がもつれること。「葛藤」

葛の用法：秋の七草

秋の七草【あきのななくさ】とは、秋の野に花を咲かせる七つの草。それぞれに薬効成分を持つ。

熟語

四字熟語

「葛」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

葛【くず】

[Romaji]kuzu

葛布【かっぷ】

くずふ(葛布)
。

葛布【くずふ】

クズ(葛)の茎の繊維を緯糸(ヨコイト)に用いて織った布。
水に強く丈夫なので、雨具・袴(ハカマ)などを製したり、襖(フスマ)に貼ったり、現代は粗く織ってカーテンなどにも用いる。
静岡県掛川(カケガワ)の特産。

葛粉【くずこ】

[Romaji]kuzuko／kuzu-ko

葛西【かさい】

[Romaji]Kasai

東京都江戸川区南部の地域名。
地名としては東葛西・西葛西・北葛西・南葛西・中葛西。
葛西臨海水族園：かさいりんかいこうえん(葛西臨海公園)
[交]かさいえき(葛西駅)
。

文字コード

「葛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「葛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。