異体字「逸」については「逸(漢字)」をご覧ください。
逸とは、はしる/にげる/とりにがすなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、辵部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 逸 | |
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読み | 音読み | イツ 《外》イチ |
訓読み | 《外》うしな(う) 《外》すぐ(れる) 《外》そ(らす) 《外》そ(れる) 《外》はぐ(れる) 《外》はし(る) 《外》はや(る) |
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部首 | 辵部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 辵部8画 | |
国語施策 | 人名用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第3水準 | |
漢字検定 | 漢検1級・漢検準1級 |
字体 | 逸 |
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画数 | 11画 |
Unicode | U+9038 |
JISX0213 | 1-16-79 |
書き方・読み方
読み方
『逸』の字には少なくとも、逸・ 逸・ 逸る・ 逸る・ 逸れる・ 逸れる・ 逸らす・ 逸れる・ 逸うの9種の読み方が存在する。
意味
- はしる。にげる。とりにがす。「逸走・奔逸・後逸」
- 世間から隠れる。失われた。世に知られない。類義語:佚(いつ)。「逸書・逸文・逸事・逸民・逸名・逸話・隠逸・散逸」
- それる。きまりにはずれる。わがまま。みだら。「逸脱・淫逸(いんいつ)・放逸・驕逸(きょういつ)・飄逸(ひょういつ)」
- すぐれている。世間並みをこえた。「逸材・逸品・秀逸・逸物(いちもつ)・逸出・逸足」
- 気楽に楽しむ。「逸楽・逸労・安逸・逸を以て労を待つ」
- 外国語の音訳に用いられる。「独逸(ドイツ)」
- はやる。心が進む。興奮する。気がせく。
文字コード
「逸」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+FA67 |
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JISX0213 | 1-92-57 |
戸籍統一文字番号 2 | 441360 |
住基ネット統一文字 | J+FA67 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 10185 |
新大字典4 | 講談社 | 17191 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 12823 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
大漢語林8 | 大修館書店 | 11569 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「逸」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「逸」についての総括
- 逸の画数 :12画
- 逸の部首 : 辵
- 逸の読み方:イツ・イチ・はやる・はしる・はぐれる・それる・そらす・すぐれる・うしなう
- 逸の意味 :はしる/にげる/とりにがす
以上で「逸」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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