蔡とは、周代の国名／草むら／あくたなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、艸部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
| 字体 | 蔡 | |
|---|---|---|
| 読み | 音読み | サイ サツ サチ |
| 訓読み | あくた くさむら |
|
| 部首 | 艸部 | |
| 画数 | 総画数 | 14画 |
| 部首内画数 | 艸部11画 | |
| JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
| 漢字検定 | 漢検1級 | |
書き方・読み方
書き方
読み方
『蔡』の字には少なくとも、蔡・ 蔡・ 蔡・ 蔡・ 蔡の5種の読み方が存在する。
意味
周代の国名／草むら／あくた
蔡の用法：春秋時代(中国王朝)
春秋時代(中国王朝)【しゅんじゅうじだい】とは、中国の時代区分の一つ。紀元前771年に周(西周)が滅亡して都を洛邑へ移す年から、紀元前403年に晋が三国に分裂する年までの時代をさす。春秋時代は戦国時代とあわせて春秋戦国時代とも呼ばれる。
| 春秋時代 (紀元前771年 – 紀元前403年) | 周(東周) | ||||
|---|---|---|---|---|---|
| 春秋十二列国 | |||||
| 春秋五覇 | 魯 衛 鄭 曹 蔡 燕 陳 |
||||
| 秦 楚 斉(姜斉/呂斉) 晋 宋 |
|||||
熟語
奄蔡【えんさい】
[中国語]Yancai
[歴]漢代の史書に登場する、中央アジア西部に住んでいたイラン系遊牧民族。紀元前２世紀ころ、現在のアラル海・カスピ海北辺に居住し、４世紀後半のフン族の大移動によって西進し、５世紀には黒海北方に達した。
ギリシア語名は「アラン(Alans、Alani)」、のちに「アラウニ(Alauni)」、「ハラニ(Halani)」とも呼ぶ。
蔡鍔【さいがく】
[中国語]CaiE
[人]中国の清代末期～中華民国初期の軍人・政治家(1882<光緒8.11.9>～1916.11.8)。原名は艮寅(Genyin)(ゴンイン)、字は松坡(Songpo)(ショウハ)。湖南省寶慶(邵陽市)の人。上蔡県【じょうさいけん】
[中国語]ShangcaiXian、[英語]ShangcaiCounty
中国中央部、河南省(HenanSheng)(カナンショウ)中南部の駐馬店市(ZhumadianShi)管轄の県。駐馬店市の北東。
県都は蔡都鎮(CaiduZhen)。
蔡中郎【さいちゅうろう】
[中国語]CaiZhonglang
[人]さいよう(蔡ヨウ)。
文字コード
「蔡」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
| Unicode 1 | U+8521 |
|---|---|
| JISX0213 | 1-72-81 |
| 戸籍統一文字番号 2 | 358190 |
| 住基ネット統一文字 | J+8521 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
| 書籍 | 出版社 | 検字番号 |
|---|---|---|
| 角川大字源3 | 角川書店 | |
| 新大字典4 | 講談社 | |
| 新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 10719 |
| 大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | |
| 大漢語林8 | 大修館書店 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
まとめ
「蔡」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「蔡」についての総括
- 蔡の画数 ：14画
- 蔡の部首 ： 艸
- 蔡の読み方：サツ・サチ・サイ・くさむら・あくた
- 蔡の意味 ：周代の国名／草むら／あくた
以上で「蔡」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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