「斉」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「齊」については「齊(漢字)」をご覧ください。

とは、そろう/ひとしい/平ら/揃えるなどの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、齊部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「斉」
字体
読み 音読み セイ
《外》サイ
訓読み 《外》ととの(える)
《外》ひと(しい)
《外》ものいみ
部首 齊部
文部
画数 総画数 8画
部首内画数 齊部0画
文部4画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「齊」
字体
画数 14画
Unicode U+9F4A
JISX0213 1-83-78

書き方・読み方

書き方

斉_書き方
斉の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、セイサイものいみ斉しいひとしい斉えるととのえるの5種の読み方が存在する。

意味

  1. そろう。ひとしい。ら。える。「斉一・斉唱・斉整・一斉・均斉・整斉」
  2. ととのう。ととのえる。おさめる。「斉家・斉民」
  3. か。しい。む。「斉斉・斉聖」
  4. 《中国》王朝のつ。「姜斉(きょうせい)・蕭斉(しょうせい)・高斉・田斉・南斉・北斉・呂斉」

斉の用法:南北朝時代(中国王朝)

南北朝時代(中国王朝)【なんぼくちょうじだい】とは、中国の時代区分の一つ。439年に北魏が華北を統一してから、隋が中国を再び統一する589年までを指す。南北朝時代は三国時代・五胡十六国時代とあわせて魏晋南北朝時代とも呼ばれる。

《中国王朝》南北朝時代
南北朝時代 (439年 – 589年)
北朝 南朝
(北魏/元魏/後魏)
(東魏)
(西魏)
(北周)
(北斉/高斉)
(劉宋)
(南斉/蕭斉)

斉の用法:春秋時代(中国王朝)

春秋時代(中国王朝)【しゅんじゅうじだい】とは、中国の時代区分の一つ。紀元前771年に(西周)が滅亡して都を洛邑へ移す年から、紀元前403年にが三国に分裂する年までの時代をさす。春秋時代は戦国時代とあわせて春秋戦国時代とも呼ばれる。

《中国王朝》春秋時代
春秋時代 (紀元前771年 – 紀元前403年)
(東周)
春秋十二列国
春秋五覇







(姜斉/呂斉)

斉の用法:戦国時代・秦王朝(中国王朝)

戦国時代・秦王朝(中国王朝)【せんごくじだい – しんおうちょう】とは、中国の時代区分の一つ。戦国時代は、紀元前403年に晋がの三国に分裂する年から紀元前221年のの始皇帝による中華統一までの時代をさす。戦国時代は春秋時代とあわせて春秋戦国時代とも呼ばれる。

《中国王朝》戦国時代・秦王朝
戦国時代 (紀元前403年 – 紀元前221年)
戦国七雄

(田斉)



秦朝・秦王朝 (紀元前221年 – 紀元前206年)

熟語

四字熟語

「斉」の漢字を語中にもつ四字熟語8種を表にまとめる。

「斉」が入る四字熟語
挙案斉眉きょあんせいび 見賢思斉けんけんしせい 修身斉家しゅうしんせいか
斉紫敗素せいしはいそ 等量斉視とうりょうせいし 伯夷叔斉はくいしゅくせい
万物斉同ばんぶつせいどう 百花斉放ひゃっかせいほう

斉家【せいか】

家をおさめ、整えること。
修身(シュウシン)、斉家、治国(チコク)、平天下(ヘイテンカ)。しゅうしんせいかちこくへいてんか(修身斉家治国平天下)。

噬臍/噬斉【ぜいせい】

ほぞをかむ(臍を噬む、臍を噛む)

叔斉/叔齊【しゅくせい】

[中国語]ShuQi/Shuqi

[人]中国の殷(イン)末・周初(紀元前12世紀ころ)の伝説的聖人。
伯夷(BoYi)(ハクイ)叔斉と並称され、清廉の人物の代表とされる。
はくいしゅくせい(伯夷叔斉)

一斉射撃【いっせいしゃげき】

[軍]一部隊などでまとまって同時に射撃すること。かもう(火網)、じゅうじほうか(十字砲火)。
英語:ボレー(volley/サルボ(salvo)/フューサレイド(fusillade)/フューザレイド。

ウルムチ/烏魯木斉【うるむち】

[中国語]Wulumuqi、[英語]Urumqi/Urumchi

中国北西部、新疆(シンキョウ)ウイグル自治区(XinjiangWeiwu’erZizhiqu)の区都。
北緯43.80°、東経87.58°の地。1763年(宝暦13年)<乾隆28>迪化(Dihua)(テキカ)と命名。

文字コード

「斉」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「斉」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6589
JISX0213 1-32-38
戸籍統一文字番号 2 150910
住基ネット統一文字 J+6589

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「斉」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 12248
新大字典4 講談社 20980
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 4438
大漢和辞典6 7 大修館書店 13454
大漢語林8 大修館書店 13878

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「斉」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「斉」についての総括
  1. 斉の画数 :8画
  2. 斉の部首 : 齊,文
  3. 斉の読み方:セイ・サイ・ものいみ・ひとしい・ととのえる
  4. 斉の意味 :そろう/ひとしい/平ら/揃える
以上で「斉」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

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