「従」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

従とは、したがう／つきしたがう／したがえるなどの意味をもつ漢字。10画の画数をもち、彳部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『従』の字には少なくとも、従ソウ・ 従ジュウ・ 従ジュ・ 従ショウ・ 従えるしたがえる・ 従うしたがうの6種の読み方が存在する。

意味

1. したがう。つきしたがう。したがえる。「従軍・追従」
2. 供(とも)。僕(しもべ)。付き添うもの。対義語：主「主従・侍従・従者・従僕」
3. 事にあたる。仕事に就く。携わる。「従業・従事・専従」」
4. 聞き入れる。逆らわない。対義語：違「従順・屈従・臣従・聴従・適従・忍従・服従・面従・盲従・隷従」
5. 落ち着いている。ゆったりとする。ゆとりがある。静か。「従容(しょうよう)」
6. じゅ。一段低い官位を表す。対義語：正「従三位(じゅさんみ)」
7. 親族。傍系血族に用いる。「従兄・従姉・従弟・従妹」
8. 縦方向。南北の方向。同義語：縦 対義語：横・衡「合従(がっしょう)」
9. 起点・経過点を表す助字。…より。…から。「従来・従前」

熟語

四字熟語

「従」の漢字を語中にもつ四字熟語7種を表にまとめる。

専従【せんじゅう】

兼務せず、その事のみに従事すること。
ヤミ専従：やみせんじゅう(ヤミ専従)
専従者の略称。
せんじゅうしゃ(専従者)
。

三従【さんじゅう】

女性が従うべき三つの道・教え。
家にあっては父に従い、嫁(カ)しては夫に従い、夫の死後は子に従うということ。
五障(ゴショウ)三従、七去(シチキョ)三従
『儀礼』喪服伝による。

専従者【せんじゅうしゃ】

兼務せず、その事のみに従事している人。
単に「専従」とも呼ぶ。
組合専従者、農業専従者
特に、組合活動だけに従事している人。

阿諛追従【あゆついしょう】

こびらい、つき従うこと。あゆ(阿諛)、たいこもち(幇間)。
。

三従四徳【さんじゅうしとく】

[中国語]sancongside

文字コード

「従」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「従」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。