「棋」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「棊」については「棊(漢字)」をご覧ください。

とは、碁(囲碁)・将棋の競技などの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、木部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

漢字「棋」
字体
読み 音読み
《外》
《外》
訓読み
部首 木部
画数 総画数 12画
部首内画数 木部8画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検3級
日本語能力検定 JLPT N1
異体字「棊」
字体
画数 12画
Unicode U+68CA
JISX0213 1-59-87

書き方・読み方

書き方

棋_書き方
棋の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、の3種の読み方が存在する。

意味

  1. 碁(囲碁)・将棋の競技。類義語:「棋客・棋士・棋譜・棋風・棋理・棋力」
  2. ボードゲーム(盤上遊戯)のや碁石。また、その。「棋子・棋布・棋局」

棋の用法:将棋駒

将棋駒【しょうぎこま】とは、本将棋(九x九のマスで遊ぶ二人用ボードゲーム)で扱うの名称。

将棋駒の種類
駒名 略称 成駒
王将(おうしょう)
玉将(ぎょくしょう)
なし
飛車(ひしゃ) ()
角行(かくぎょう)
金将(きんしょう) なし
銀将(ぎんしょう) (金と同じ)
桂馬(けいま) (金と同じ)
香車(きょうしゃ) (金と同じ)
歩兵(ふひょう) ・と(金と同じ)

熟語

棋聖【きせい】

将棋の名人位の一つ。
他に名人・王将・竜王・王位・棋王・王座がある。
囲碁の名人位の一つ。

チャンギ/将棋【ちゃんぎ】

[朝鮮語]Changgi/Jangki、[英語]KoreanChess

朝鮮将棋・韓国将棋。
軍人将棋に似る。

日本棋院【にほんきいん】

[運]囲碁の発達・普及と向上を目的とする、囲碁棋士の財団法人。
本院は東京都千代田区五番町(ゴバンチョウ)。
専門棋士の昇段試合である大手合(公式戦)や棋聖戦・名人戦・本因坊戦などを運営。

軍将棋【いくさしょうぎ】

ぐんじんしょうぎ(軍人将棋)

軍事将棋【ぐんじしょうぎ】

ぐんじんしょうぎ(軍人将棋)

文字コード

「棋」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「棋」の文字コード一覧
Unicode 1 U+68CB
JISX0213 1-20-93
戸籍統一文字番号 2 168450
住基ネット統一文字 J+68CB

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「棋」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4274
新大字典4 講談社 7084
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5140
大漢和辞典6 7 大修館書店 14922
大漢語林8 大修館書店 5196

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「棋」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「棋」についての総括
  1. 棋の画数 :12画
  2. 棋の部首 : 木
  3. 棋の読み方:ゴ・ギ・キ
  4. 棋の意味 :碁(囲碁)・将棋の競技
以上で「棋」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。