異体字「発」については「発(漢字)」をご覧ください。
發とは、はなつ/弾や矢を放つなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、癶部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 發 | |
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読み | 音読み | ハツ ホチ ハイ ヘ ハチ 《中》ホツ |
訓読み | 《外》あば(く) 《外》た(つ) 《外》はな(つ) 《外》ひら(く) |
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部首 | 癶部 | |
画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 癶部7画 | |
JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級・漢検準1級 |
字体 | 発 |
---|---|
画数 | 9画 |
Unicode | U+767A |
JISX0213 | 1-40-15 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『發』の字には少なくとも、發・ 發・ 發・ 發・ 發・ 發・ 發く・ 發つ・ 發つ・ 發くの10種の読み方が存在する。
意味
- はなつ。弾や矢を放つ。「發射・發砲・散發・不發・暴發」
- たつ。出かける。進む。対義語:着「發車・發送・發着・始發・出發・先發・遅發」
- 事を起こす。物事を始める。
- ハツ。「發案・發議・發語・發想・發奮・偶發・続發・単發・奮發・連發」
- ホツ。「發起・發心・發足・發端」
- 生じる。現象が起きる。現れる。
- ハツ。「發火・發芽・發汗・發狂・發現・發光・發情・發生・發電・發熱・發露・蒸發・突發」
- ホツ。「發作・發疹」
- 世に出す。作って外へと公開する。「發刊・發券・發行・發信・發送・發注・發売・發表・發布・發令・増發・乱發」
- ひらく。明るみに出す。隠されたものを暴く。「發掘・發見・發覚・發明・開發・啓發・告發・徴發・摘發」
- 伸びる。伸び広がる。「發育・發達・發展」
- 醸す。醸し出す。醗の代用字。「發酵」
- 跳ね返す。撥の代用字。「反發・挑發」
- 飛びはねる。溌の代用字。「活發」
文字コード
「發」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+767C |
---|---|
JISX0213 | 1-66-04 |
戸籍統一文字番号 2 | 253860 |
住基ネット統一文字 | J+767C |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 6277 |
新大字典4 | 講談社 | 10483 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 7618 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 22669 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 7408 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「發」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「發」についての総括
- 發の画数 :12画
- 發の部首 : 癶
- 發の読み方:ホツ・ホチ・ヘ・ハツ・ハチ・ハイ・ひらく・はなつ・たつ・あばく
- 發の意味 :はなつ/弾や矢を放つ
以上で「發」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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