肺とは、五臓の一つ/呼吸を行うための器官/ハイなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、肉部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 肺 | |
---|---|---|
読み | 音読み | ハイ |
訓読み | ||
部首 | 肉部 | |
画数 | 総画数 | 9画 |
部首内画数 | 肉部5画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検5級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『肺』の字には少なくとも、肺の1種の読み方が存在する。
意味
肺の用法:五臓六腑
五臓六腑【ごぞうろっぷ】とは、人間の内臓の総称。東洋医学を基に分類した人体の働きや機能。六腑の三焦を除外して「五腑」とする場合もある。五行に通ずる。
五行 | 五臓 | 六腑 |
---|---|---|
木 | 肝 (肝臓) |
膽 (胆嚢) |
火 (君火) |
心 (心臓) |
小腸 |
土 | 脾 (脾臓) |
胃 |
金 | 肺 | 大腸 |
水 | 腎 (腎臓) |
膀胱 |
火 (相火) |
《心包》 | 三焦 |
熟語
地肺【ちはい】
[中国語]Difei
[地]しゅうなんざん(終南山)。
肺炎【はいえん】
[病]肺の炎症。
ガン・心疾患に次いで日本人の死因第3位。
。
心肺【しんぱい】
[医]心臓と肺臓。
心肺機能蘇生:CPR(cardiopulmonaryresuscitation)。
心肺停止:CPA(CardiopulmonaryArrest)。
地肺山【ちはいさん】
[中国語]Difeishan
[地]しゅうなんざん(終南山)。
肺結核【はいけっかく】
tuberculosis
[医]「テーベー(TB)」とも、俗に「ルンゲ([ドイツ語]Lunge)」とも呼ぶ。また、漢方名は「労咳(ロウガイ)」。
旧称は「はいろう(肺労、肺癆)」。
文字コード
「肺」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+80BA |
---|---|
JISX0213 | 1-39-57 |
戸籍統一文字番号 2 | 328190 |
住基ネット統一文字 | J+80BA |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 7877 |
新大字典4 | 講談社 | 13072 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 9549 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 29422’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 4696 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1968年(昭和43年)
学年別漢字配当表(昭和43年)に掲載
小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表(備考欄)」に記載される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
第6学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「肺」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「肺」についての総括
- 肺の画数 :9画
- 肺の部首 : 肉
- 肺の読み方:ハイ
- 肺の意味 :五臓の一つ/呼吸を行うための器官/ハイ
以上で「肺」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
おねがい
誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。