「引」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

引とは、ひく／ひっぱる／ひき寄せるなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、弓部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『引』の字には少なくとも、引イン・ 引けるひける・ 引くひくの3種の読み方が存在する。

意味

1. ひく。ひっぱる。ひき寄せる。「引見・引力・牽引(けんいん)・拘引・吸引・強引(ごういん)・我田引水」
2. ひき伸ばす。長くする。「延引・引伸」
3. 導く。連れて行く。「引率・引致・引導・誘引・索引」
4. ひき受ける。責めを負う。「引責・承引」
5. 他の例をもってくる。「引証・引用・引例」
6. 招く。誘い寄せる。「引見・誘引」
7. 退く。下がる。自らをひける。「引退」

引の用法：四則計算

四則計算【しそくけいさん】とは、算術のなかで最も基本とされる四つの演算手法。「四則演算」や「加減乗除」とも呼ばれる。演算結果についても「和差積商」とまとめて呼ぶことがある。

熟語

四字熟語

「引」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

引佐【いなさ】

[Romaji]Inasa

友引【ともびき】

[暦]陰陽道(オンヨウドウ)で、凶禍が友人に及ぶとする方角。
子の日は卯(東)方、丑の日は辰(東南東)方というように、日によって異なり、特にその方角に向かっての葬儀は忌まれた。
「友引方」とも呼ぶ。

引見【いんけん】

[英語]audience(オーディエンス)

身分の高い者が目下の者を呼び寄せて対面すること。
⇔えっけん(謁見)
。

雲母引【きらびき】

[美]きらずり(雲母刷、雲母刷り)
[美]きららがみ(雲母紙)
。

雲母引【きららびき】

[美]きらずり(雲母刷、雲母刷り)
[美]きららがみ(雲母紙)
。

文字コード

「引」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「引」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。