「惣」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

惣とは、そうじて／すべてなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、心部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

『惣』の字には少なくとも、惣ソウ・惣てすべての2種の読み方が存在する。

そうじて／すべて

惣【そう】: [歴]中世、農民(土民・百姓)による村落の自治組織の総称。
荘園解体により鎌倉中期・室町時代に畿内を中心に隷属農民の解放が進み、独立農民となった者たちが領主・地頭などの支配体制に抵抗するため団結したもの。
土一揆の母体ともなった。
しかし、戦国時代に有力名主(ミョウシュ)(上層農民)が戦国大名に被官(ヒカン)するなど、しだいに自治が失われていった。
江戸時代には封建支配のための行政機構となった。
「惣中(そうちゅう、そうじゅう)」、「惣村(ソウソン)」、「惣荘(ソウソウ)」、「郷村(ゴウソン)」とも呼ぶ。つちいっき(土一揆)、じざむらい(地侍、地士)。

上層農民：おとな(乙名、大人、宿老)

地方行政区画【ちほうぎょうせいくかく】とは、国を統治するために領土を細分化したもの。時代と共に土地の役割が集落区分・領地区分・徴税区分・地方行政区分として大きく変化してきた。

地方行政区画の歴史
国評里制(645年ごろ)
国	評		里・五十戸	戸
大宝律令(五畿七道、国郡里制)(701)
畿・道	国(州)	郡	里⇒郷	戸
荘園公領制(10 – 12世紀ごろ)
畿・道	国(州)	郡・郷・保		惣・村
畿・道	荘(荘園)			惣・村
太閤検地(1582 – 1598)
畿・道	国(州)	郡	村
府藩県三治制(1868)/廃藩置県(1871) 郡区町村編制法(1878)/市制及町村制(1888) 府県制及郡制(1890)
使(⇒庁)・府・藩(⇒×)・県			郡	町・村
使(⇒庁)・府・藩(⇒×)・県			市	区
東京都制(1943)・道府県制(1946) 地方自治法(1947)
都・道・府・県			市・区(特別区)・町・村

[歴]中世、農民(土民・百姓)による村落の自治組織の総称。
荘園解体により鎌倉中期・室町時代に畿内を中心に隷属農民の解放が進み、独立農民となった者たちが領主・地頭などの支配体制に抵抗するため団結したもの。
土一揆の母体ともなった。

[歴]そう(惣)
。

[歴]そう(惣)
。

[Romaji]SogakuSan

[地]東京都青梅市(オウメシ)の北西部、西多摩郡(ニシタマグン)奥多摩町(オクタママチ)との境にある山。標高756メートル。
高水三山(タカミズサンザン)の一つ。

[歴]江戸時代、関八州とその周辺の当道座(トウドウザ)を統轄した職。1692年(元禄5年)第５代将軍綱吉の時、杉山和一(ワイチ)が禄500石を受けて関東総録検校に任ぜられたのが最初。のち廃(スタ)れる。

「惣」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

「惣」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「惣」についての総括

以上で「惣」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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