「色」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、いろ/彩り/目が区別する光の波長の違いなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、色部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「色」
字体
読み 音読み ショク
シキ
訓読み いろ
部首 色部
画数 総画数 6画
部首内画数 色部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N4

書き方・読み方

書き方

色_書き方
色の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ショクシキいろの3種の読み方が存在する。

意味

  1. いろ。り。が区別するの波長のい。
    • ショク。「寒色・間色・月色・原色・雑色・染色・退色・暖色・着色・配色・白色・変色」
    • シキ。「五色・彩色・色感・色彩・色紙・色素・色調・色盲・金色(こんじき)」
  2. の表情。だち。
    • 「気色(きしょく)・喜色・慶色・血色・才色・愁色・神色・生色・難色・憂色・容色」
    • いろ。「顔色・声色(こわいろ)」
  3. の様子。き。
    • ショク。「異色・古色・春色・秋色・脚色・出色・潤色・遜色(そんしょく)・特色・難色・敗色・風色・物色・暮色」
    • シキ。「景色(けしき)」
  4. 男女の愛欲。欲情。
    • ショク。「好色・漁色・酒色・女色(じょしょく/にょしょく)」
    • シキ。「色情・色魔・色欲」
  5. 《仏教》五蘊(ごうん)のつ。あるもの。物質となるて。
    • シキ。「色界・色天・色即是空」
色【いろ】
  • 古代日本語の固有の色名は、一説にアカ・クロ・シロ・アオのみで、アカは「明」を、クロは「暗」を、シロは「顕」を、アオは「漠」を示す言葉であったと考えられている。
    アオはクロとシロの中間の広い範囲を示していた。
  • 色の用法:色の三原色

    色の三原色【いろのさんげんしょく】とは、の具の配合やカラー写真、プリンターのインクなどのを扱う場面で使われている。CMY(Cyan,Magenta,Yellow)の三色では鮮やかな黒色が出せないために、K(Black)が用意されている。

    CMYKの種類
    名称 略字 三原色 色合い
    シアン C みが明るい
    マゼンタ M みが鮮やかな
    イエロー Y
    ブラック K ×

    色の用法:光の三原色

    光の三原色【ひかりのさんげんしょく】とは、Webデザイン、テレビやディスプレイなどを扱う場面で使われている。RGB。

    光の三原色の種類
    名称 略字 色合い
    レッド R
    グリーン G
    ブルー B

    色の用法:五蘊

    五蘊【ごうん】とは、人がもつ心身の両面にわたる作用を五つの要素にまとめたもの。「(うん)」は集まりを意味する。「五陰(ごおん)」「色受想行識」とも。三科(五蘊、十二処、十八界)の一つ。

    五蘊の種類
    五蘊
    ごうん

    しき

    じゅ

    そう

    ぎょう

    しき

    熟語

    四字熟語

    「色」の漢字を語中にもつ四字熟語14種を表にまとめる。

    「色」が入る四字熟語
    空即是色くうそくぜしき 巧言令色こうげんれいしょく 国色天香こくしょくてんこう
    五色霜林ごしきのそうりん 古色蒼然こしょくそうぜん 才色兼備さいしょくけんび
    察言観色さつげんかんしき 色即是空しきそくぜくう 秀色神采しゅうしょくしんさい
    神色自若しんしょくじじゃく 清光素色せいこうそしょく 天香国色てんこうこくしょく
    天姿国色てんしこくしょく 暮色蒼然ぼしょくそうぜん

    色【いろ】

    古代日本語の固有の色名は、一説にアカ・クロ・シロ・アオのみで、アカは「明」を、クロは「暗」を、シロは「顕」を、アオは「漠」を示す言葉であったと考えられている。
    アオはクロとシロの中間の広い範囲を示していた。

    色子【いろこ】

    [古]かぶきこ(歌舞伎子)

    緋色【ひいろ】

    [色]アカネ(茜)で最も鮮やかに染めた色。濃く明るい朱色。
    英語のスカーレット(scarlet)の訳の「緋色」は臙脂虫の一つケルメスからとった染料で染めた色。

    五色【ごしき】

    [色]五種類の色。また、種々の色。
    特に青・黄・赤・白・黒のこと。

    黄色【きいろ】

    [色]単に「き(黄)」とも呼ぶ。
    英語:イエロー(yellow)。
    ドイツ語:ゲルプ(gelb、Gelb)。

    文字コード

    「色」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「色」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+8272
    JISX0213 1-31-07
    戸籍統一文字番号 2 341570
    住基ネット統一文字 J+8272

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「色」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 8135
    新大字典4 講談社 13577
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9884
    大漢和辞典6 7 大修館書店 30602
    大漢語林8 大修館書店 9261

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第2学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第2学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「色」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「色」についての総括
    1. 色の画数 :6画
    2. 色の部首 : 色
    3. 色の読み方:ショク・シキ・いろ
    4. 色の意味 :いろ/彩り/目が区別する光の波長の違い
    以上で「色」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

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