異体字「一」については「一(漢字)」をご覧ください。
弌とは、ものを数えるときの最初の数・値・順位/序数の1/二の前などの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、一部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。
字体 | 弌 | |
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読み | 音読み | イチ イツ |
訓読み | ひと ひと(つ) |
|
部首 | 一部 弋部 |
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画数 | 総画数 | 4画 |
部首内画数 | 一部3画 弋部1画 |
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JIS漢字水準 | JIS第2水準 | |
漢字検定 | 漢検1級 |
字体 | 一 |
---|---|
画数 | 1画 |
Unicode | U+4E00 |
JISX0213 | 1-16-76 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『弌』の字には少なくとも、弌・ 弌・ 弌つ・ 弌の4種の読み方が存在する。
意味
- ものを数えるときの最初の数・値・順位。序数の1。二の前。「弌番・弌等賞・弌審」
- ひとつ、個数が1つ。基数の1。「弌円・弌個・弌から十まで」
- 順序や物事の初め。「弌から出直す」
- 最上のもの。「弌と言って二と下らない」
- ぜんぶ。全て。「弌生、弌様、弌般、弌切、弌任」
- ひと続きの。ひとまとめ。「弌同・弌括・弌連・均弌・統弌・画弌的」
- それだけの。他にはない。「弌意・弌概・弌心・唯弌」
- すこし。僅か。ちょっと。「弌睡・弌瞬・弌触即発・危機弌髪」
- しばらくの間、弌定の時間。「弌息・弌刻」
- 仮に。「万弌」
- あるときに。ある時間。「弌喝・弌躍」
- とあるもの。別のもの。「弌説・弌方・弌喜弌憂、弌得弌失・弌書に曰く」
- おなじ。同じもの。繰り返し。「同弌」
- 野球の弌塁手。ファースト。「弌飛・弌二塁間」
文字コード
「弌」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5F0C |
---|---|
JISX0213 | 1-48-01 |
戸籍統一文字番号 2 | 109250 |
住基ネット統一文字 | J+5F0C |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2587 |
新大字典4 | 講談社 | 4507 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 9658 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 3127 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第1学年の配当漢字として公示される。
第1学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第1学年の配当漢字として公示される。
第1学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第1学年の配当漢字として公示される。
第1学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「弌」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「弌」についての総括
- 弌の画数 :4画
- 弌の部首 : 一,弋
- 弌の読み方:イツ・イチ・ひとつ・ひと
- 弌の意味 :ものを数えるときの最初の数・値・順位/序数の1/二の前
以上で「弌」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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