「一」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

一とは、ものを数えるときの最初の数・値・順位／序数の１／二の前などの意味をもつ漢字。1画の画数をもち、一部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『一』の字には少なくとも、一イツ・ 一イチ・ 一つひとつ・ 一ひと・ 一めはじめの5種の読み方が存在する。

意味

1. ものを数えるときの最初の数・値・順位。序数の１。二の前。「一番・一等賞・一審」
2. ひとつ、個数が1つ。基数の1。「一円・一個・一から十まで」
3. 順序や物事の初め。「一から出直す」
4. 最上のもの。「一と言って二と下らない」
5. ぜんぶ。全て。「一生、一様、一般、一切、一任」
6. ひと続きの。ひとまとめ。「一同・一括・一連・均一・統一・画一的」
7. それだけの。他にはない。「一意・一概・一心・唯一」
8. すこし。僅か。ちょっと。「一睡・一瞬・一触即発・危機一髪」
9. しばらくの間、一定の時間。「一息・一刻」
10. 仮に。「万一」
11. あるときに。ある時間。「一喝・一躍」
12. とあるもの。別のもの。「一説・一方・一喜一憂、一得一失・一書に曰く」
13. おなじ。同じもの。繰り返し。「同一」
14. 野球の一塁手。ファースト。「一飛・一二塁間」

一の用法：大字

大字【だいじ】とは、単純な形をした漢数字を代用した表記手法。商取引などで文字の改竄による詐欺を防止する目的がある。証書を取り交わす際、記載される額面などに利用されている。

一の用法：命数法(大数)

命数法(大数)【めいすうほう】とは、数を表す単位。万よりも大きい数については万進法（四桁刻み）の扱いとなる。

一の用法：守備位置(野球)

守備位置(野球)【しゅびいち】とは、野球で使われる守備位置。ポジション。

熟語

四字熟語

「一」の漢字を語中にもつ四字熟語100種を表にまとめる。

一家【いっか】

一軒の家。
[植]しゆうどうしゅ(雌雄同株)
。

不一【ふいつ】

[形動]一様でないさま・同じでないさま。
「ふいち(不一)」とも呼ぶ。
[名]一様でないこと・同じでないこと。

一タ【いちた】

[言]がつへん(歹偏)
。

一斗【いっと】

一升の十倍。18.039リットル。
一斗枡(マス)、一斗缶(カン)
。

一志【いちし】

[Romaji]Ichishi

いちしぐん(一志郡)
いちしちょう(一志町)
[交]いちしえき(一志駅)
。

文字コード

「一」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「一」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。