異体字「觸」については「觸(漢字)」をご覧ください。
触とは、ふれる/さわる/ぶつかるなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、角部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 触 | |
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読み | 音読み | ショク 《外》コウ 《外》グ 《外》ソク 《外》シュ |
訓読み | さわ(る) ふ(れる) |
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部首 | 角部 | |
画数 | 総画数 | 13画 |
部首内画数 | 角部6画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検4級 | |
日本語能力検定 | JLPT N2 |
字体 | 觸 |
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画数 | 20画 |
Unicode | U+89F8 |
JISX0213 | 1-75-29 |
目次
書き方・読み方
書き方
読み方
『触』の字には少なくとも、触・ 触・ 触・ 触・ 触・ 触れる・ 触るの7種の読み方が存在する。
意味
- ふれる。さわる。ぶつかる。「触感・触角・触手・触診・触発・接触・抵触・筆触」
- ふれて感ずる。「触覚・触媒・感触」
- 《仏教》身体で触れられて知覚されるもの。「触境(そっきょう)」
触の用法:五官・五感
五官・五感【ごかん】とは、外界から受け取った刺激を感知するための五つの感覚器官、および五つの感覚意識。五行に通ずる。実生活における感覚から「舌」の代わりに「皮膚/皮」や「眉」、「心」を五官とする場合もある。
五行 | 木 | 火 | 土 | 金 | 水 | |
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五官 | 感覚器官 | 目 | 舌(身) | 口 | 鼻 | 耳 |
五感 | 感覚意識 | 視覚 | 触覚 | 味覚 | 嗅覚 | 聴覚 |
熟語
四字熟語
「触」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。
鎧袖一触 |
接触【せっしょく】
触(フ)れること。触(サワ)ること。
接触を保つ、接触を絶つ
。
触頭【ふれがしら】
[歴]江戸時代、寺社奉行から出る命令を配下の寺院・神社に伝達し、また配下の寺院・神社の願書や訴訟の取り次ぎなどをつかさどった特定の寺院・神社。
。
不可触民【ふかしょくみん】
[社]ふかしょくせんみん(不可触賎民、不可觸賤民)
。
歯触り【はざわり】
[食]食べ物などを歯で噛(カ)んだ時の不快な感触。
[俗][食]食べ物などを歯で噛んだ時の感触。あるでんて(アルデンテ)。
逆鱗に触れる【げきりんにふれる】
帝王から非常な怒りをこうむることのたとえ。げきりん(逆鱗)。
類語:地雷を踏む。
文字コード
「触」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+89E6 |
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JISX0213 | 1-31-08 |
戸籍統一文字番号 2 | 398460 |
住基ネット統一文字 | J+89E6 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
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角川大字源3 | 角川書店 | 9228 |
新大字典4 | 講談社 | 15574 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 11815 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 35070 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 10569 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
まとめ
「触」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
- 触の画数 :13画
- 触の部首 : 角
- 触の読み方:ソク・ショク・シュ・コウ・グ・ふれる・さわる
- 触の意味 :ふれる/さわる/ぶつかる
ウサタロー