「珍」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

珍とは、めずらしい／貴重な／稀な／滅多にない／思いがけないなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、玉部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『珍』の字には少なくとも、珍チン・ 珍しいめずらしいの2種の読み方が存在する。

意味

1. めずらしい。貴重な。稀な。滅多にない。思いがけない。「珍稀・珍客・珍事・珍品・珍宝(ちんぽう)・珍味・珍名」
2. 奇妙な。不思議な。変わっている。「珍奇・珍言・珍説・珍妙・珍論」
3. 大事にする。大切にする。尊ぶ。「珍視・珍蔵・珍重(ちんちょう)」
4. 賀の祝いの一つ。95歳。(110歳／120歳の説もある)「珍寿」

珍の用法：賀の祝い

賀の祝い【がのいわい】とは、長寿を祝う意。本来は数え年を祝う風習だが満年齢ですることも。算賀、賀寿、年祝とも。*珍寿には110歳,112歳などの説がある。

熟語

四字熟語

「珍」の漢字を語中にもつ四字熟語2種を表にまとめる。

珍寿【ちんじゅ】

110歳の呼び方。また、その年齢の祝い。ちょうじゅ(長寿)。

七珍【しちちん】

しっちん(七珍)
。

七珍【しっちん】

七種の宝。
「しちちん(七珍)」、「七宝(シッポウ)」とも呼ぶ。しっぽう(七宝)。

萬珍楼【まんちんろう】

[食]神奈川県横浜市中区山下町(ヤマシタチョウ)の横浜中華街にある、広東料理を中心とする中華料理店。1892年(明治25年)創業。2002年(平成14年)5月13日木造２階建て内部を全焼。

チンド／珍島【ちんど】

[朝鮮語]Chindo

文字コード

「珍」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「珍」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。