「甘」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あまい/甘みが強い/五味の一つなどの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、甘部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「甘」
字体
読み 音読み カン
《外》コン
訓読み あま()
あま(える)
あま(やかす)
《外》うま()
部首 甘部
画数 総画数 5画
部首内画数 甘部0画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

甘_書き方
甘の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、コンカン甘いうまい甘やかすあまやかす甘えるあまえる甘いあまいの6種の読み方が存在する。

意味

  1. あまい。みがい。五味のつ。「甘酒・甘味・甘藷(かんしょ/さつまいも)・甘蔗」
  2. い。おいしい。い。「甘露・甘美」
  3. に気持よくう。満足する。ばせる。る。あまんずる。「甘言・甘心・甘受」

甘の用法:五味

五味【ごみ】とは、中国における五つので感じるべ物の味の種類。五行に通ずる。

五味の種類
五行
五味
意味 酸味 苦味 甘味 辛味

熟語

四字熟語

「甘」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「甘」が入る四字熟語
甘言蜜語かんげんみつご

甘楽【かんら】

[Romaji]Kanra

かんらぐん(甘楽郡)
かんらまち(甘楽町)

甘露【かんろ】

[梵]amrta

[インド神話]古代インドで、神々が常用する、不老不死になるという蜂蜜のように甘い飲み物。
「雲英(ウンエイ)」とも呼ぶ。[2]そーま(ソーマ)。

素甘【すあま】

[食]和菓子の名。上新粉(ジョウシンコ)に白砂糖を混ぜ、蒸(ム)して搗(ツ)き、「すはま」状に製した餅菓子(モチガシ)。すはま(州浜、洲浜)、つるのこもち(鶴の子餅)。

甘蔗【かんしょ】

[植]サトウキビ(砂糖黍)の別称。
さとうきび(サトウキビ、砂糖黍、甘蔗)

甘汞【かんこう】

[化]えんかだいいちすいぎん(塩化第一水銀、塩化第1水銀)

文字コード

「甘」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「甘」の文字コード一覧
Unicode 1 U+7518
JISX0213 1-20-37
戸籍統一文字番号 2 242690
住基ネット統一文字 J+7518

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「甘」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 6033
新大字典4 講談社 10092
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 7317
大漢和辞典6 7 大修館書店 21643
大漢語林8 大修館書店 7140

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「甘」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「甘」についての総括
  1. 甘の画数 :5画
  2. 甘の部首 : 甘
  3. 甘の読み方:コン・カン・うまい・あまやかす・あまえる・あまい
  4. 甘の意味 :あまい/甘みが強い/五味の一つ
以上で「甘」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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