「辛」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

辛とは、からい／舌や喉がつよく刺激される味／五味の一つなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、辛部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『辛』の字には少なくとも、辛シン・ 辛いつらい・ 辛いからい・ 辛かのとの4種の読み方が存在する。

意味

1. からい。舌や喉がつよく刺激される味。五味の一つ。「香辛料」
2. つらい。苦しい。「辛苦・辛酸・辛抱・辛辣(しんらつ)・辛労」
3. かのと。十干の第八。「辛亥(しんがい)」

辛の用法：五味

五味【ごみ】とは、中国における五つの味。舌で感じる食べ物の味の種類。五行に通ずる。

辛の用法：十干

十干【じっかん】とは、十二支と共に使われた古代中国の暦法。時代と共に陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では契約書などで双方を表す際、「甲」「乙」と呼ぶことで使われている。十天干(じっかんてん)とも。

熟語

四字熟語

「辛」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

辛【かのと】

十干(ジッカン)の第八。じっかん(十干)。
「金(カ)の弟(ト)」の意味。

五辛【ごしん】

[中国語]wuxin

辛酸【しんさん】

[中国語]xinsuan

辛酸【しんさん】

[中国語]xinsuan、[英語]hardship

辛(ツラ)いことや苦しいこと。苦い経験。
阮籍『詠懐詩』：感慨懐辛酸、怨毒常多苦。

辛勝【しんしょう】

苦戦しながらも、やっと勝つこと。
特に、競技・試合・選挙などに少しの差で勝利すること。せきはい(惜敗)。

文字コード

「辛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「辛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。