丙とは、ひのえ/十干(じっかん)の第三/五行では火、方位では南をさすなどの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、一部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。
字体 | 丙 | |
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読み | 音読み | ヘイ 《外》ヒョウ |
訓読み | 《外》ひのえ | |
部首 | 一部 | |
画数 | 総画数 | 5画 |
部首内画数 | 一部4画 | |
国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検準2級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『丙』の字には少なくとも、丙・ 丙・ 丙の3種の読み方が存在する。
意味
- 丙【ひのえ】
-
- 十干(ジッカン)の第三。じっかん(十干)。
- 「火(ヒ)の兄(エ)」の意味。
「へい(丙)」とも読む。
丙の用法:十干
十干【じっかん】とは、十二支と共に使われた古代中国の暦法。時代と共に陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では契約書などで双方を表す際、「甲」「乙」と呼ぶことで使われている。十天干(じっかんてん)とも。
五行 | 陰陽 | |
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陽 | 陰 | |
木 | 甲 コウ きのえ |
乙 オツ きのと |
火 | 丙 ヘイ ひのえ |
丁 テイ ひのと |
土 | 戊 ボ つちのえ |
己 キ つちのと |
金 | 庚 コウ かのえ |
辛 シン かのと |
水 | 壬 ジン みずのえ |
癸 キ みずのと |
熟語
丙【ひのえ】
十干(ジッカン)の第三。じっかん(十干)。
「火(ヒ)の兄(エ)」の意味。
丙午【ひのえうま】
[暦]干支(エト)の一つ、第43番目。
五行説によると、丙は「火(ヒ)の兄(エ)」、午は方角で正南に当たるところから、この年には火災が多いとされる。
また江戸初期の八百屋お七の放火事件以後、この年生れの女は気性が強く、夫を食い殺すという俗信が生れた。
文字コード
「丙」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+4E19 |
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JISX0213 | 1-42-26 |
戸籍統一文字番号 2 | 000480 |
住基ネット統一文字 | J+4E19 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 24 |
新大字典4 | 講談社 | 35 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 39 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 35 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 29 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「丙」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「丙」についての総括
- 丙の画数 :5画
- 丙の部首 : 一
- 丙の読み方:ヘイ・ヒョウ・ひのえ
- 丙の意味 :ひのえ/十干(じっかん)の第三/五行では火、方位では南をさす
以上で「丙」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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