「経」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

経とは、たていと／縦の織物糸／または上下および南北の方向などの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、糸部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『経』の字には少なくとも、経ケイ・ 経キン・ 経キョウ・ 経るへる・ 経たていと・ 経つたつ・ 経めるおさめるの7種の読み方が存在する。

意味

1. たていと。縦の織物糸。または上下および南北の方向。対義語：緯「経緯・経線・経度・経絡・西経・東経」
2. へる。通り過ぎる。「経過・経由・経験」
3. 治める。営む。統治する。「経営・経国・経済・経理」
4. 変わらないこと。常に。「経常・経費」
5. 生理による出血。「月経・初経・閉経・経血」
6. 仏の教説を書きとどめた書。「経典・経文」
7. (儒教)不変の道理を説いた古典。「経書・易経・五経・詩経・書経・六経」

経の用法：五経

五経【ごけい】とは、《中国》儒教において重要視される五種の経典資料。失われたとされる音楽経典の「楽」を含めた場合には六経(りっけい)とされる。五行に通ずる。

熟語

四字熟語

「経」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。

諷経【ふぎん】

[仏]声をそろえて経文を読むこと。どきょう(読経)、かんきん(看経)。
「ふきょう(諷経)」とも読む。

経験【けいけん】

[楽]安井かずみ作詞、村井邦彦作曲の歌謡曲。
歌は辺見マリ。1970年(昭和45年)4月発売。

経済【けいざい】

[英語]economy

経国【けいこく】

国家を経営・統治すること。
経国済民：参照けいざい(経済)
。

経絡【けいらく】

[医]漢方医学で血管や神経の経路。筋肉の筋目(スジメ)。
「経」は動脈を、「絡」は静脈を意味する。

文字コード

「経」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「経」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。