「乗」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

乗とは、車や馬といったのり物などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、丿部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『乗』の字には少なくとも、乗ジョウ・ 乗ショウ・ 乗るのる・ 乗せるのせるの4種の読み方が存在する。

意味

1. 車や馬といったのり物。「乗馬・下乗(げじょう)」
2. 車などに跨る。物の上にのる。船などにのり込む。のせる。「乗馬・乗船・乗車・乗用車・乗客・乗員・陪乗・搭乗・騎乗・警乗・同乗・便乗」
3. 兵車の数をかぞえる語。「万乗(ばんじょう)・千乗」
4. のる。つけこむ。機をうまく利用する。「乗ずる」
5. 歴史の書物。歴史書。史書。記録。「史乗・野乗」
6. 《仏教》衆生を悟りの世界に至らせるのりもの。仏の教え。「大乗(だいじょう)・小乗」
7. 《数学》数をかけ合わせること。「乗法・乗除・乗数・被乗数・自乗・三乗・相乗」

乗の用法：四則計算

四則計算【しそくけいさん】とは、算術のなかで最も基本とされる四つの演算手法。「四則演算」や「加減乗除」とも呼ばれる。演算結果についても「和差積商」とまとめて呼ぶことがある。

熟語

四字熟語

「乗」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

史乗【しじょう】

歴史書。
参考しじょう(私乗)
「乗」は「記録」の意味。
。

私乗【しじょう】

私史。正史に対して、民間の私人が著した歴史書。
参考しじょう(史乗)
「乗」は「記録」の意味。

乗馬【じょうめ】

じょうば(乗馬)
。

大乗【だいじょう】

[仏]だいじょうぶっきょう(大乗仏教)
大乗経、大乗仏教
。

階乗【かいじょう】

[英語]factorial

文字コード

「乗」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「乗」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。