「風」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

風とは、かぜ／空気の流れ／大気の動きなどの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、風部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『風』の字には少なくとも、風ホン・ 風フウ・ 風フ・ 風ハン・ 風ふり・ 風ならわし・ 風すがた・ 風かぜ・ 風かざの9種の読み方が存在する。

意味

1. かぜ。空気の流れ。大気の動き。「風雨・風雲・風化・風車・風船・風雪・風波・風力・寒風・薫風・強風・疾風・春風・順風・旋風・台風・微風・爆風・暴風・防風・涼風・烈風」
2. 噂。かぜの便り。「風説・風評・風聞」
3. なびかせる力。感化させる。教え。「風紀・風教・風潮・風靡(ふうび)」
4. ならわし。しきたり。慣習。「風習・風俗・古風」
5. 姿かたち。見た目。景色。「風格・風景・風光・風格・風体(ふうてい)・威風・好風」
6. おもむき。味わい。「風趣・風致・風味・風流」
7. 特徴。傾向。気質。様式。「家風・画風・気風・校風・作風・社風・洋風・和風」
8. 病気。「中風・痛風・風邪(かぜ)」
9. 仄めかして言う。あてこする。類義語：諷「風刺・風諭・風喩(ふうゆ)」
10. 詩経。六義の一つ。「風騒・王風・国風・唐風・風雅頌」

風の用法：六義

六義【りくぎ】とは、古代中国の詩集「詩経」に記述された詩の体裁・表現における六種の類型。

風の用法：八卦

八卦【はっけ】とは、古代中国占術の易で自然現象を表す基本図像。三つの爻から成り、二対の八卦で六十四卦を成す。小成卦とも。

熟語

四字熟語

「風」の漢字を語中にもつ四字熟語54種を表にまとめる。

風【ふう】

[中国語]feng

風【かぜ】

[希]anemos、[英語]wind

風【かぜ】

[楽]北山修作詞、端田宣彦作曲の歌謡曲。
歌ははしだのりひことシューベルツ。1969年(昭和44年)1月レコード発売。

風邪【かぜ】

[英語]cold(コールド)

風炉【ふろ】

茶の湯で、席上に置いて釜(カマ)を掛け湯を沸(ワカ)かす炉。
唐銅(カラカネ)製・鉄製・銀製・土製・木製などがあり、形は丸く、前方に火口、後方に風通しがある。
炉塞(ロフサ)ぎの後から炉開(ロビラ)きの前まで、陰暦の四月から九月まで使用する。

文字コード

「風」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「風」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。