「坤」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

坤とは、ひつじさる／南西の方角／女性を指す語／六十四卦の一つ／八卦の一つ／つち／地などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、土部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

『坤』の字には少なくとも、坤コン・坤ひつじさる・坤つちの3種の読み方が存在する。

ひつじさる／南西の方角／女性を指す語／六十四卦の一つ／八卦の一つ／つち／地

坤【こん】: [中国語]kun

易(エキ)の八卦(ハッケ)の一つ。八卦の最後。
陰の卦で、地にかたどり、柔順で物を成長させる徳を表す。
⇔けん(乾)参照はっけ(八卦)

未申(ヒツジサル)の方角(ホウガク)、すなわち西南。
⇔けん(乾)参照ひつじさる(未申、坤)

八卦【はっけ】とは、古代中国占術の易で自然現象を表す基本図像。三つの爻から成り、二対の八卦で六十四卦を成す。小成卦とも。

六十四卦【ろくじゅうしけ】とは、古代中国占術の易で吉凶を占う基本図像。二重の八卦(六つの爻)で構成される。大成卦とも。

六十四卦の種類
上卦下卦	乾	兌	離	震	巽	坎	艮	坤
乾	乾	夬	大有	大壮	小畜	需	大畜	泰
兌	履	兌	睽	帰妹	中孚	節	損	臨
離	同人	革	離	豊	家人	既済	賁	明夷
震	无妄	随	噬嗑	震	益	屯	頤	復
巽	姤	大過	鼎	恒	巽	井	蠱	升
坎	訟	困	未済	解	解	坎	蒙	師
艮	遯	咸	旅	小過	漸	蹇	艮	謙
坤	否	萃	晋	豫	観	比	剥	坤

「坤」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

「坤」が入る四字熟語
乾坤一擲けんこんいってき

[中国語]kun

易(エキ)の八卦(ハッケ)の一つ。八卦の最後。
陰の卦で、地にかたどり、柔順で物を成長させる徳を表す。

天地。陰陽。
乾坤一擲(イッテキ)
。

十二支で表した南西の方角(ホウガク)。未と申の中間の方角。
「坤(コン)」、「裏鬼門(ウラキモン)」とも呼ぶ。

「坤」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。