「観」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

観とは、みる／よく見る／眺める／見渡すなどの意味をもつ漢字。18画の画数をもち、見部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『観』の字には少なくとも、観ケン・ 観カン・ 観るみるの3種の読み方が存在する。

意味

1. みる。よく見る。眺める。見渡す。「観客・観劇・観月・観光・観察・観賞・観測・観望・観覧・概観・参観・静観・達観・内観・拝観・傍観」
2. 物事の捉え方。考え方。「観念・客観・主観・達観・悲観・楽観」
3. 本質を悟る。意味を捉える。「観想・観照・直観」
4. 目に見える形や姿、またその様子。「偉観・外観・景観・奇観・盛観・美観」
5. 見る立場。物の見方。「史観・人生観・唯物観・先入観」
6. 人に見せる。示す。「展観・観兵・観艦式」
7. 物見台。見晴らし台。「観闕(かんけつ)・楼観」
8. 道教の寺。「寺観・道観・白雲観」
9. 六十四卦の一つ。第二十番目の卦。風地観。外卦巽と内卦坤で構成される。

観の用法：六十四卦

六十四卦【ろくじゅうしけ】とは、古代中国占術の易で吉凶を占う基本図像。二重の八卦(六つの爻)で構成される。大成卦とも。

熟語

四字熟語

「観」の漢字を語中にもつ四字熟語4種を表にまとめる。

観【かん】

見えること。外見。
外観
ながめ。

観【かん】

[梵]vipasyana(ヴィパシャナー)

観念論【かんねんろん】

[英語]idealism、

止観【しかん】

[仏] [仏]『摩訶止観(マカシカン)』の略。
まかしかん(摩訶止観)
[仏]天台宗の異称。
てんだいしゅう(天台宗)
。

観世【かんぜ】

[仏]観世音の略。
かんぜおん(観世音)
観世流の略。
かんぜりゅう(観世流)
。

文字コード

「観」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「観」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。