「反」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

反とは、かえる／かえす／跳ね返す／やり返すなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、又部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『反』の字には少なくとも、反ホン・ 反ベン・ 反ヘン・ 反ハン・ 反タン・ 反くそむく・ 反るそる・ 反らすそらす・ 反るかえる・ 反すかえすの10種の読み方が存在する。

意味

1. かえる。かえす。跳ね返す。やり返す。「反映・反響・反撃・反攻・反射・反動・反応(はんのう)・反問」
2. ひっくり返る。「反側・反転」
3. 反対の。相対する。向かい合う。「反数・反面・反目・反比例」
4. 逆らう。背く。
   • ハン。「反感・反旗・反逆・反抗・反戦・反対・反徒・反発・反乱・違反・造反・背反・離反」
   • ホン。「謀反(むほん)」
5. 繰り返す。振り返る。「反芻(はんすう)・反省・反復」
6. 布の長さの単位。「一反・一反木綿」
7. 《尺貫法》距離の単位。1反は6間。約10.9メートル。
8. 《尺貫法》面積の単位。1反は10畝。約991平方メートル。

反の用法：尺貫法(広さ・面積・地積)

尺貫法(広さ・面積・地積)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた長さや面積などの単位系。計量法により1958年に廃止された。

反の用法：尺貫法(長さ・距離)

尺貫法(長さ・距離)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた長さや面積などの単位系。計量法により1958年に廃止された。

熟語

四字熟語

「反」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。

反坐【はんざ】

[法](昔の法律で)訴えが偽証(ギショウ)などの場合に、逆に訴えた者に罪の制裁を受けさせること。
「坐」は「罰を受ける」の意味。
反坐法：たりお(タリオ)
。

反芻【はんすう】

[Romaji]hansu、[英語]rumination(ルミネイション)

一度のみこんだ食物を胃から再び口中に戻し、噛み直してまたのみこむこと。
草食動物であるウシ目(偶蹄目)の哺乳類にみられる習性。はんすうどうぶつ(反芻動物)。

反っ歯【そっぱ】

前歯が普通より前方にそり出ているもの。
「出歯(デバ)」、「出っ歯(デッパ)」とも呼ぶ。こうごう(咬合)。

反魂【はんごん】

死者の魂をこの世に呼び返(カエ)すこと。死者を蘇(ヨミガエ)らせること。
反魂香：はんごんこう(反魂香、返魂香)反魂樹。

反省【はんせい】

[中国語]fanxing

『孟子』(公上)自反而縮、雖千万人吾往矣：自(ミズカ)ら反(カエリ)みて縮(ナホ)くんば、千万人と雖(イヘド)も吾(ワレ)往(ユ)かん。かつかんぱく(褐寛博)。
。

文字コード

「反」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「反」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。