「兄」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

兄とは、あに／兄弟姉妹のうち、年上の男などの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、儿部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『兄』の字には少なくとも、兄ケイ・ 兄キョウ・ 兄え・ 兄あにの4種の読み方が存在する。

意味

1. あに。兄弟姉妹のうち、年上の男。対義語：弟
   • キョウ。「兄弟」
   • ケイ。「義兄・愚兄・実兄・従兄・長兄・父兄・令兄」
   • あに。「兄上」
2. 親しい先輩・友人などに対して使う敬称。
   • ケイ。「雅兄・学兄・貴兄・大兄(たいけい)」
   • あに。「兄貴」
3. 十干の陽。
   • え。「木の兄・火の兄・土の兄・金の兄・水の兄」

兄の用法：十干

十干【じっかん】とは、十二支と共に使われた古代中国の暦法。時代と共に陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では契約書などで双方を表す際、「甲」「乙」と呼ぶことで使われている。十天干(じっかんてん)とも。

熟語

四字熟語

「兄」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

汝兄【なせ】

[古]あなた。女が夫・兄弟など親しい男を呼ぶ言葉。
⇔なにも(汝妹)
。

兄【いろえ】

[古]兄を親しんでいう語。いろ(母)。
。

師兄【しけい】

[中国語]shixiong

師兄【すひん】

[中国語]shixiong

兄嫁／嫂【あによめ】

兄の妻。れびれいと(レビレイト)。
。

文字コード

「兄」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「兄」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。