「点」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「點」については「點(漢字)」をご覧ください。

とは、ぽち/印などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、火部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「点」
字体
読み 音読み テン
《外》セン
《外》
訓読み 《外》(てる)
《外》(ける)
《外》とぼ()
《外》とも()
部首 火部
画数 総画数 9画
部首内画数 火部5画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N3
異体字「點」
字体
画数 17画
Unicode U+9EDE
JISX0213 1-83-58

書き方・読み方

書き方

点_書き方
点の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、テンセン点るともる点るとぼる点けるつける点てるたてるの7種の読み方が存在する。

意味

  1. ぽち。
    • さな。「点在・点線・点点・黒点・斑点(はんてん)」
    • 文字や文章を構成する符号。「点画・点字・圏点・傍点・脇点」
  2. の区切りす符号。「点本・句点・訓点・濁点・読点・半濁点・句読点」
  3. 特定の位置や場所をす符号。「観点・起点・拠点・欠点・原点・時点・弱点・終点・重点・焦点・接点・争点・地点・中点・頂点・難点・美点・沸点・盲点・融点・要点・利点・論点・特異点・作用点」
  4. 評価を。「点者・点数・加点・減点・高点・採点・次点・同点・得点・百点・評点・満点・合格点、平均点」
  5. 調べる。「点検・点呼」
  6. す。らす。
    • れる。「点眼・点茶・点滴」
    • える。「点描・米点・画竜点睛」
    • す。「点火・点灯・点滅」
  7. える単位。「一点物・紅一点」

点の用法:筆形

筆形【ひっけい】とは、中国で漢字の筆画を構成する最小要素。CJK Stroke[ref]CJK Strokes – Cord Charts | The Unicode Consortium[/ref]では、12種の筆形およびその組み合わせで筆画が登録されている。

筆形の種類
名称 字母 ピンイン 意味
B Biǎn 平らに
() D Diǎn てん
() G gōu はね、かぎ
H héng よこ
N 右はらい
P piě 左はらい
() Q Quān 丸囲み
() S shù たて
() T 右はね上げ
W wān 曲げ・反り
X xié 斜め反り
Z zhé 折れ

熟語

四字熟語

「点」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「点」が入る四字熟語
一点一画いってんいっかく 画竜点睛がりょうてんせい 落筆点蠅らくひつてんよう

点字【てんじ】

[英語]Braille/braille

紙面に突起した点を一定の方式に組み合せて指先の触覚により読解する盲人用文字。
現在世界各国に使用されるブライユ式は、縦三点横二列の6点の凸状の点の組み合せによる64種の記号を基本として、アルファベット・数字などが表される。ぜつどく(舌読)。

涙点【るいてん】

[英語]dacryon(ダクリオン)

[医]目がしら寄りにある涙の流出口。
涙道(ルイドウ)の始まりで、涙小管へと続く。
涙の約9割がここから流出する。

点穴【てんけつ】

灸(キュウ)をすえる部分に、墨で黒点を印(シル)すこと。
記す黒点は「灸点(キュウテン)」。

点滴【てんてき】

[医]静脈注射の一つ。りゅうちばり(留置針)、じょうみゃくちゅうしゃ(静脈注射)、いるりがーとる(イルリガートル)。

合点【がってん】

「庵点(イオリテン)」とも呼ぶ。いおりてん(庵点)。

文字コード

「点」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「点」の文字コード一覧
Unicode 1 U+70B9
JISX0213 1-37-32
戸籍統一文字番号 2 213770
住基ネット統一文字 J+70B9

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「点」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 12161
新大字典4 講談社 9174
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 6601
大漢和辞典6 7 大修館書店 18980
大漢語林8 大修館書店 6618

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第2学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「点」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「点」についての総括
  1. 点の画数 :9画
  2. 点の部首 : 火
  3. 点の読み方:テン・タ・セン・ともる・とぼる・つける・たてる
  4. 点の意味 :ぽち/印
以上で「点」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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