「味」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、あじ/舌で感じるあじ/食べ物の感覚などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、口部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「味」
字体
読み 音読み
《外》
《外》バイ
《外》バツ
《外》マチ
訓読み あじ
あじ(わう)
部首 口部
画数 総画数 8画
部首内画数 口部5画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検8級
日本語能力検定 JLPT N4

書き方・読み方

書き方

味_書き方
味の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、マチバツバイ味わうあじわうあじの7種の読み方が存在する。

意味

  1. あじ。じるあじ。の感覚。
    • ミ。「味覚・味噌(みそ)・味盲・味蕾(みらい)・甘味・旨味・辛味・五味・香味・酸味・七味・賞味・苦味・美味・風味・無味」
    • あじ。「味見・大味・塩味・薄味」
  2. き。内容。
    • ミ。「意味・気味・興味・趣味・正味・妙味・無味」
  3. あじわう。よく調べて理解する。
    • ミ。「味得・味読・含味・吟味」
  4. 仲間。
    • ミ。「味方・一味」

味の用法:五味

五味【ごみ】とは、中国における五つので感じるべ物の味の種類。五行に通ずる。

五味の種類
五行
五味
意味 酸味 苦味 甘味 辛味

味の用法:五官・五感

五官・五感【ごかん】とは、外界から受け取った刺激を感知するための五つの感覚器官、および五つの感覚意識。五行に通ずる。実生活における感覚から「舌」の代わりに「皮膚/」や「」、「」を五官とする場合もある。

五官・五感の種類
五行
五官 感覚器官 ()
五感 感覚意識

熟語

四字熟語

「味」の漢字を語中にもつ四字熟語7種を表にまとめる。

「味」が入る四字熟語
一味同心いちみどうしん 一味徒党いちみととう 興味津々きょうみしんしん
熟読玩味じゅくどくがんみ 大味必淡たいみひったん 珍味佳肴ちんみかこう
低徊趣味ていかいしゅみ

味醂【みりん】

[食]焼酎(ショウチュウ)の中に蒸した糯米(モチゴメ)と米麹(コメコウジ)を入れて発酵(ハッコウ)させ、その諸味(モロミ)を圧縮して搾り取った、甘味の強い酒。
アルコール分14度。
調味料・照り出しなどの料理や、白酒・屠蘇(トソ)などに用いる。

七味【しちみ】

[食]七味唐辛子の略称。
しちみとうがらし(七味唐辛子)

味覚【みかく】

[英語]palate/taste

参照みらくりん(ミラクリン)
亜鉛には味覚機能向上の働きがある。

座間味【ざまみ】

[Romaji]Zamami

[地]ざまみじま(座間味島)
ざまみそん(座間味村)

志段味【しだみ】

[Romaji]Shidami

愛知県名古屋市守山区(モリヤマク)の地域名。
地名としては上志段味(カミシダミ)・中志段味(ナカシダミ)・下志段味(シモシダミ)がある。

文字コード

「味」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「味」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5473
JISX0213 1-44-03
戸籍統一文字番号 2 039920
住基ネット統一文字 J+5473

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「味」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1159
新大字典4 講談社 1860
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1394
大漢和辞典6 7 大修館書店 3456
大漢語林8 大修館書店 1370

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第3学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「味」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「味」についての総括
  1. 味の画数 :8画
  2. 味の部首 : 口
  3. 味の読み方:ミ・マチ・ビ・バツ・バイ・あじわう・あじ
  4. 味の意味 :あじ/舌で感じるあじ/食べ物の感覚
以上で「味」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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