「門」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

門とは、かど／出入り口などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、門部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『門』の字には少なくとも、門モン・ 門ボン・ 門みうち・ 門と・ 門かど・ 門いえの6種の読み方が存在する。

意味

1. かど。出入り口。「門歯・門戸・門番・開門・関門・鬼門・校門・獄門・城門・水門・正門・閉門・砲門」
2. 家。身内。家族。「門閥・一門・家門・名門」
3. 同じ師に教えを受けた仲間。「門下・門人・門跡・同門・入門・破門」
4. 開かれた道。教え。「迹門(しゃくもん)・宗門・仏門・本門」
5. 特定の分野。「専門・部門」
6. 大砲の数を数える語。 「一門・多門・門数」
7. 《生物学》生物の分類階級の一つ。界の下。綱の上。「亜門・菌門・植物門・動物門」

門の用法：条坊制

条坊制【じょうぼうせい】とは、都城内地の利便性を向上させるために、街路を碁盤の目のように張り巡らせる都市計画および地割制度。藤原京・平城京・長岡京・平安京などに用いられている。京を東西南北に伸びる大路で区切った一区画を「坊」と呼ぶ。「坊」を南北に連ねたものも同様に「坊」と呼び、東西に連ねたものは「条」と呼ばれる。城によって「町」の分割区分が二行八門制や四行八門制などに分かれる。

門の用法：分類階級(生物)

分類階級(生物)【ぶんるいかいきゅう】とは、生物学における分類体系の一説。全生物を階級で分類する。より細かく分類する際には階層間に別の補助階層を配する。上位の補助階層として「大」「上」、下位の補助階層として「亜」「下」「小」が存在する。

熟語

四字熟語

「門」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。

門【もん】

[英語](動物)phylum／(植物)division

門司【もじ】

[Romaji]Moji

もじく(門司区)
[交]もじえき(門司駅)
。

五門【ごもん】

[歴]ごせっけ(五摂家)
。

門歯【もんし】

[哺]哺乳類の歯のうち、物を噛(カ)み取る最前部の歯。
人類では上下４枚、計８枚ある。
「前歯(マエバ)」、「切歯(セッシ)」とも呼ぶ。

沙門【さもん】

[仏]しゃもん(沙門)
。

文字コード

「門」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「門」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。