「耳」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、みみ/音や声を聞き取る聴覚器官/五官の一つ/また耳のようなものなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、耳部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「耳」
字体
読み 音読み 《外》
《外》ジョウ
《外》ニョウ
《中》
訓読み みみ
《外》のみ
部首 耳部
画数 総画数 6画
部首内画数 耳部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検10級
日本語能力検定 JLPT N3

書き方・読み方

書き方

耳_書き方
耳の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ニョウジョウみみのみの6種の読み方が存在する。

意味

  1. みみ。る聴覚器官。五官のつ。またのようなもの。「耳学・耳順・耳朶(じだ)・耳目・耳聾(じろう)・外耳・中耳・内耳・牛耳・心耳・俗耳・俚耳(りじ)・耳鼻科」
  2. のみ。だけ。限定や断定をす助字。而已(じい)。
耳【みみ】
  • [医]「耳朶(ジダ)」とも呼ぶ。
  • 耳の日:3月3日。
  • 1956年(昭和31年)日本耳鼻咽喉科学会、耳の日を制定。
  • 2000年(平成12年)中国でも3月3日を愛耳日([中国語]Aierri)(耳を大切にする日)に制定。「3」が耳に似ていることから。
  • 「耳朶」は「みみたぶ(耳朶)」とも読む。みみたぶ(耳朶)。
  • 英語では「イヤ(ear)」。
    ドイツ語では「オーア(Ohr)」。
    フランス語では「オレイユ(oreille)」。
    イタリア語では「オレッキア(orecchia)」。
    スペイン語では「オレハ(oreja)」。
    中国語では「耳朶(erduo)」。
  • [俗][魚]([英語]fin)イカ(烏賊)のヒレ(鰭)の俗称。
    「えんぺら(エンペラ)」とも呼ぶ。
  • [俗][通]郵便切手のシートの周囲にある余白部分。
  • 耳の用法:五官・五感

    五官・五感【ごかん】とは、外界から受け取った刺激を感知するための五つの感覚器官、および五つの感覚意識。五行に通ずる。実生活における感覚から「舌」の代わりに「皮膚/」や「」、「」を五官とする場合もある。

    五官・五感の種類
    五行
    五官 感覚器官 ()
    五感 感覚意識

    耳の用法:助字(漢文)

    助字(漢文)【じょじ】とは、漢文の品詞の一つ。文法の構成を助ける付属語。日本語の助詞・助動詞に通ずる。助辞。

    《漢文》助字の種類
    前置詞
    接続詞
    結構助詞
    順接仮定
    逆接仮定
    使役助字 使
    文末助字
    結果

    熟語

    四字熟語

    「耳」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。

    「耳」が入る四字熟語
    鳶目兎耳えんもくとじ 口耳講説こうじこうせつ 飛耳長目ひじちょうもく
    目食耳視もくしょくじし 六十耳順ろくじゅうじじゅん

    耳【みみ】

    [医]「耳朶(ジダ)」とも呼ぶ。
    耳の日:3月3日。1956年(昭和31年)日本耳鼻咽喉科学会、耳の日を制定。

    耳朶【じだ】

    みみたぶ。
    みみたぶ(耳朶)
    耳(ミミ)。

    耳孫【じそん】

    [中国語]ersun

    玄孫(ゲンソン、ヤシャゴ)の子・曾孫(ソウソン、ヒマゴ)の孫。びそ(鼻祖)。
    [漢]九世・九代目後(アト)の子孫。

    耳毛【みみげ】

    みみ(耳殻<ジカク>)に生える産毛(ウブゲ)。
    特に、耳穴周辺に生える産毛。
    高齢になると、濃く太く長くなる。

    索耳【さくじ】

    [英語]cleat

    [1]くりーと(クリート)

    文字コード

    「耳」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

    「耳」の文字コード一覧
    Unicode 1 U+8033
    JISX0213 1-28-10
    戸籍統一文字番号 2 323730
    住基ネット統一文字 J+8033

    文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

    検字番号

    検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

    「耳」の検字番号一覧
    書籍 出版社 検字番号
    角川大字源3 角川書店 7776
    新大字典4 講談社 12916
    新潮日本語漢字辞典5 新潮社 9433
    大漢和辞典6 7 大修館書店 28999
    大漢語林8 大修館書店 9097

    辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

    国語施策

    1946年(昭和21年)11月
    当用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
    1958年(昭和33年)
    学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
    昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1977年(昭和52年)
    学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
    昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    1981年(昭和56年)10月
    常用漢字表に掲載
    国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
    1989年(平成元年)
    学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
    平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
    9」に
    第1学年の配当漢字として公示される。
    2010年(平成22年)11月
    改定常用漢字表に掲載
    文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
    2017年(平成29年)
    学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
    令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
    第1学年の配当漢字として公示される。

    まとめ

    「耳」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

    「耳」についての総括
    1. 耳の画数 :6画
    2. 耳の部首 : 耳
    3. 耳の読み方:ニョウ・ニ・ジョウ・ジ・みみ・のみ
    4. 耳の意味 :みみ/音や声を聞き取る聴覚器官/五官の一つ/また耳のようなもの
    以上で「耳」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

    ウサタロー

    おねがい
    誤字/脱字/間違い/その他ミスを見つけた方は、お問合せまでご連絡のほど宜しくお願いします。