「地」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、つち/人が生活する星の表面などの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、土部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「地」
字体
読み 音読み
訓読み 《外》つち
《外》ところ
部首 土部
画数 総画数 6画
部首内画数 土部3画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N4

書き方・読み方

書き方

地_書き方
地の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ところつちの4種の読み方が存在する。

意味

  1. つち。が生活するの表面。対義語:
    • チ。「地下・地学・地球・地形・地軸・地質・地層・地上・地図・地表・大地・土地・天地・陸地」
    • ジ。「地獄・地所・地震・地面」
  2. 場所。ある
    • チ。「地域・地価・地区・地帯・地点・地方・各地・基地・現地・高地・更地(さらち)・産地・失地・借地・寸地・整地・台地・宅地・低地・当地・農地・平地・僻地(へきち)・墓地・盆地・立地・領地」
    • ジ。「地代・地主(じぬし)・路地・露地」
  3. 当地。その土地。その地域。
    • チ。「地産・地産地消」
    • ジ。「地酒・地元・地物」
  4. 身分。位置。立場。状況。
    • チ。「地位・地歩・窮地・境地・見地・死地・実地」
  5. の有様。
    • チ。「心地(ここち)」
    • ジ。「意地」
  6. などのの性質。本来の。
    • ジ。「地色(じいろ)・地声(じごえ)・生地(きじ)・絹地・下地(したじ)・白地(しらじ)・素地・無地」
  7. 手堅い。である。
    • ジ。「地味・地道(じみち)」

地の用法:地質時代区分

地質時代区分【ちしつじだいくぶん】とは、地質学における地球上に堆積した地層や化石の変化をもとに地球史を時代に分類する区分。
「地質年代区分」は化石や太古の生物相による年代区分を意味する。
「年代層序区分」は堆積した地層の変化による年代区分を意味する。

地質時代区分の一覧
地質年代区分 年代層序区分
階層 英語 階層 英語
累代 eon 累界 eonothem
era erathem
period sytem
epoch series
age stage

地の用法:八卦

八卦【はっけ】とは、古代中国占術ので自然現象を表す基本図像。三つのから成り、二対の八卦で六十四卦を成す。小成卦とも。

八卦の種類
図像
卦名
けん



しん

そん

かん

ごん

こん
正象

地の用法:六官

六官【りくかん】とは、《中国》六官:西周時代における六つの中央官庁。六卿(りくけい)は、各六官の長官にあたる。六官の制度は、後の隋唐王朝の行政制度である六部(りくぶ)へと継承された。

《中国》六官の種類
(西周) 職務内容
大宰 官僚の人事
大司徒 財政、地方行政
大宗伯 教育、倫理、外交
大司馬 軍事、兵馬
大司寇 司法、警察
大司空 公共工事

熟語

四字熟語

「地」の漢字を語中にもつ四字熟語21種を表にまとめる。

「地」が入る四字熟語
阿鼻地獄あびじごく 活溌溌地かっぱつはっち 歓天喜地かんてんきち
撼天動地かんてんどうち 驚天動地きょうてんどうち 五体投地ごたいとうち
心地光明しんちこうめい 震天動地しんてんどうち 粟散辺地ぞくさんへんち
地産地消ちさんちしょう 地平天成ちへいてんせい 頂天立地ちょうてんりっち
天神地祇てんしんちぎ 天地一指てんちいっし 天地無用てんちむよう
天長地久てんちょうちきゅう 天変地異てんぺんちい 幕天席地ばくてんせきち
八大地獄はちだいじごく 本地垂迹ほんじすいじゃく 無間地獄むけんじごく

地誌【ちし】

参照ふどき(風土記)

地祇【ちぎ】

地の神・国土の神・くにつかみ(国つ神、地祗)。じしん(地神)。
天神地祇(テンジンチギ):てんじんちぎ(天神地祇)

地炉【ちろ】

じろ(地炉)

墓地【ぼち】

[英語]graveyard(グレイブヤード)

死んだ人を葬って墓を建てる場所。埋葬地。

平地【へいち】

平らな土地・平坦(ヘイタン)な土地。
「ひらち(平地)」、「平場(ヒラバ)」とも呼ぶ。

文字コード

「地」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「地」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5730
JISX0213 1-35-47
戸籍統一文字番号 2 055820
住基ネット統一文字 J+5730

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「地」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1498
新大字典4 講談社 2530
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 1850
大漢和辞典6 7 大修館書店 4890
大漢語林8 大修館書店 1794

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第2学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「地」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「地」についての総括
  1. 地の画数 :6画
  2. 地の部首 : 土
  3. 地の読み方:チ・ジ・ところ・つち
  4. 地の意味 :つち/人が生活する星の表面
以上で「地」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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