「錫」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

錫とは、すず／金属の一種などの意味をもつ漢字。16画の画数をもち、金部に分類される。日本では人名用漢字に定められており、大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『錫』の字には少なくとも、錫テキ・ 錫テイ・ 錫チャク・ 錫ダイ・ 錫セキ・ 錫シャク・ 錫シ・ 錫たまもの・ 錫すずの9種の読み方が存在する。

意味

すず／金属の一種

錫の用法：平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

熟語

錫【しゃく】

スズ(錫)。
すず(スズ、錫)
あかがね(銅)。赤銅(シャクドウ)。

スズ／錫【すず】

[英語]tin

スズ箔／錫箔【すずはく】

軟らかい金属のスズを叩いて薄くしたもの。
ワインの瓶(ビン)のコルク栓の乾燥防止にも用いられた。
昭和中期ころまでは縫い針を包むのに用いられ、一般家庭にも普通にあった。

シボ族／錫伯族【しぼぞく】

[中国語]XiboZu／Xibozu

中国の東北部(黒竜江省・吉林省・遼寧省)や北西部の新疆ウイグル自治区(XinjiangWeiwu’erZizhiqu)イリカザフ自治州(IliHasakeZizhizhou)察布査爾シボ自治県(Chabucha’erXiboZizhiXian)とその周辺に居住する少数民族。満州族(満族)の一支族。
漢字表記では「鮮卑(Xiangbei)」とも記し、鮮卑人の子孫とされる。

ウーシー／無錫【うーしー】

[中国語]Wuxi

むしゃくし(無錫市)
。

文字コード

「錫」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

まとめ

「錫」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。