異体字「隨」については「隨(漢字)」をご覧ください。
随とは、したがう/つき従う/付いていく/供をするなどの意味をもつ漢字。12画の画数をもち、阜部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校卒業レベルの漢字とされる。
字体 | 随 | |
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読み | 音読み | ズイ 《外》スイ |
訓読み | 《外》したが(う) | |
部首 | 阜部 辵部 |
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画数 | 総画数 | 12画 |
部首内画数 | 阜部9画 辵部9画 |
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国語施策 | 常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検3級 | |
日本語能力検定 | JLPT N1 |
字体 | 隨 |
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画数 | 16画 |
Unicode | U+96A8 |
JISX0213 | 1-78-14 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『随』の字には少なくとも、随・ 随・ 随うの3種の読み方が存在する。
意味
- したがう。つき従う。付いていく。供をする。「随員・随行・随従・随身・随伴・追随・付随」
- 成り行きにまかせる。思いのまま。「随意・随喜・随処・随時・随筆・気随」
- 六十四卦の一つ。第十七番目の卦。沢雷随。外卦兌と内卦震で構成される。
随の用法:六十四卦
六十四卦【ろくじゅうしけ】とは、古代中国占術の易で吉凶を占う基本図像。二重の八卦(六つの爻)で構成される。大成卦とも。
上卦 下卦 |
乾 | 兌 | 離 | 震 | 巽 | 坎 | 艮 | 坤 |
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乾 | 乾 | 夬 | 大有 | 大壮 | 小畜 | 需 | 大畜 | 泰 |
兌 | 履 | 兌 | 睽 | 帰妹 | 中孚 | 節 | 損 | 臨 |
離 | 同人 | 革 | 離 | 豊 | 家人 | 既済 | 賁 | 明夷 |
震 | 无妄 | 随 | 噬嗑 | 震 | 益 | 屯 | 頤 | 復 |
巽 | 姤 | 大過 | 鼎 | 恒 | 巽 | 井 | 蠱 | 升 |
坎 | 訟 | 困 | 未済 | 解 | 解 | 坎 | 蒙 | 師 |
艮 | 遯 | 咸 | 旅 | 小過 | 漸 | 蹇 | 艮 | 謙 |
坤 | 否 | 萃 | 晋 | 豫 | 観 | 比 | 剥 | 坤 |
熟語
四字熟語
「随」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。
嫁鶏随鶏 | 管仲随馬 | 半身不随 |
比肩随踵 | 夫唱婦随 |
気随【きずい】
自分の思ったままにふるまうこと。気のおもむくまま。
「きまま(気まま、気儘)」、「きなり(気成り、気成)」とも呼ぶ。
随身【ずいじん】
身辺に付き従うこと。またその人。おとも。
随身【ずいしん】
ずいじん(随身)
。
随身門【ずいじんもん】
神社外郭の門。
門の左右に二神の随身が安置されている。
本殿から見て右側が矢大神(ヤダイジン)、左側が左大神(サダイジン)。
半身不随【はんしんふずい】
[英語]hemiplegia
[俗][病]へみぷれじあ(ヘミプレジア)。
文字コード
「随」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+968F |
---|---|
JISX0213 | 1-31-79 |
戸籍統一文字番号 2 | 473600 |
住基ネット統一文字 | J+968F |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 10213 |
新大字典4 | 講談社 | 18359 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 13763 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 41764’ |
大漢語林8 | 大修館書店 | 12515 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
まとめ
「随」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「随」についての総括
- 随の画数 :12画
- 随の部首 : 阜,辵
- 随の読み方:ズイ・スイ・したがう
- 随の意味 :したがう/つき従う/付いていく/供をする
以上で「随」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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