「中」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

中とは、まんなかなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、丨部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『中』の字には少なくとも、中チュウ・ 中チュ・ 中ジュウ・ 中なか・ 中てるあてる・ 中たるあたるの6種の読み方が存在する。

意味

1. まんなか。「中心・中央・中点・中分・中日(ちゅうにち)・中核・中枢・中堅・中軸・中天・正中」
2. 物と物との間。「中継・中傷・中間」
3. なかほど。凡庸。平均的。普通。平凡。並。
   • 過不足のない程度。かたよらない。「中正・中道・中立・中庸・中和・折中」
   • 等級や位が中程度を表す語。関連語：大／小・優／劣・序／終「中位・中尉・中型・中級・中佐・中層・中隊・中等・中盤・中流」
   • 時間・順序・物事が中ほどで現れるもの。三つに分けたうちの二番目。関連語：上／下「中巻・中旬・中編」
4. うちがわ。内。内部。対義語：外。
   • 端や境界で区切られた範囲の内側。「中外・中庭・心中・胸中・意中・眼中・懐中・機中・掌中・夢中・渦中・市中・車中・船中・集中・熱中」
   • なかほど。行きがけ。「中止・中座・中退・中断・中途・最中・途中・道中」
   • 期間。合間。間。「寒中・忌中・日中・授業中・仕事中・食事中」
   • ずっと。ある範囲内の期間・場所の全て。「一日中・一年中・四六時中・二六時中・世界中・家内中・日本中」
   • 仲間うち。「連中・講中(こうじゅう)・女中」
5. あたる。的に当たる。毒にあたる。「中毒・卒中・必中・命中・的中・適中」
6. 中国(中華人民共和国)の略称。「訪中・日中・米中」
7. 中学校の略称。「中卒・付属中・小中高」
8. 《野球》中堅。中堅手。センター。「中飛」
9. 《金融》長期の先物取引で，受け渡し期日が中ほどのもの。なか。「中限(なかぎり)・中物(なかもの)」

中の用法：プロ野球球団

プロ野球球団【ぷろやきゅうきゅうだん】とは、日本野球機構のプロ野球チーム名とそれに該当する略字と俗字。試合日程や試合結果の告知で用いられる。

※「セ」＝セントラル・リーグ。「パ」＝パシフィック・リーグ。

中の用法：守備位置(野球)

守備位置(野球)【しゅびいち】とは、野球で使われる守備位置。ポジション。

熟語

四字熟語

「中」の漢字を語中にもつ四字熟語28種を表にまとめる。

中【なか】

[Romaji]Naka

なかく(中区)
なかぐん(中郡)
なかちょう(中町)
。

中野【なかの】

[Romaji]Nakano

なかのく(中野区)
なかのし(中野市)
。

中手【なかて】

[農]なかて(中稲、中手)
[農]収穫の時期が早生(ワセ)と晩生(オクテ)との中間期にある作物の品種。わせ(早生)、おくて(晩生、奥手)。
[農]はしりの次に出る野菜。

中区【なかく】

[Romaji]NakaKu

神奈川県横浜市の区。
中華街・横浜税関などがある。
静岡県浜松市南東部の区。

最中【もなか】

まっさかり・最中(サイチュウ)。
まんなか(真ん中)。
[食]和菓子の一種。

文字コード

「中」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「中」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。