「需」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、もとめる/必要とする/入り用である/求むなどの意味をもつ漢字。14画の画数をもち、雨部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「需」
字体
読み 音読み ジュ
《外》シュ
《外》ゼン
《外》ネン
《外》ダン
《外》ナン
《外》ニュ
訓読み 《外》もと(める)
部首 雨部
画数 総画数 14画
部首内画数 雨部6画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

需_書き方
需の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ネンニュナンダンゼンジュシュ需めるもとめるの8種の読み方が存在する。

意味

  1. もとめる。必要とする。である。む。「需給・需要・応需・官需・軍需・実需・特需・必需・民需」
  2. 六十四卦のつ。第五番目の。水天需。外卦坎と内卦乾で構成される。

需の用法:六十四卦

六十四卦【ろくじゅうしけ】とは、古代中国占術ので吉凶をう基本図像。二重の八卦(六つの)で構成される。大成卦とも。

六十四卦の種類
上卦
下卦
大有 大壮 小畜 大畜
帰妹 中孚
同人 家人 既済 明夷
无妄 噬嗑
大過
未済
小過

熟語

軍需省【ぐんじゅしょう】

[歴]1943年(昭和18年)11月新設、大臣は東条英機(ヒデキ)が兼任、次官は岸信介(ノブスケ)(国務大臣兼任)。

軍需工廠【ぐんじゅこうしょう】

[軍]軍需物資を製造する、陸海軍直属の工場。りくぐんぞうへいしょう(陸軍造兵廠)、かいぐんこうしょう(海軍工廠)。1945年(昭和20年)4月1日軍需工廠官制公布。

文字コード

「需」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「需」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9700
JISX0213 1-28-91
戸籍統一文字番号 2 479380
住基ネット統一文字 J+9700

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「需」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 11012
新大字典4 講談社 18572
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 13880
大漢和辞典6 7 大修館書店 42275
大漢語林8 大修館書店 12610

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第6学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「需」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「需」についての総括
  1. 需の画数 :14画
  2. 需の部首 : 雨
  3. 需の読み方:ネン・ニュ・ナン・ダン・ゼン・ジュ・シュ・もとめる
  4. 需の意味 :もとめる/必要とする/入り用である/求む
以上で「需」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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