「佐」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、たすける/手助けする/支えて助けるなどの意味をもつ漢字。7画の画数をもち、人部に分類される。日本では常用漢字に定められており、高校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「佐」
字体
読み 音読み
訓読み 《外》すけ
《外》たす(ける)
部首 人部
画数 総画数 7画
部首内画数 人部5画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検準2級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

佐_書き方
佐の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、佐けるたすけるすけの3種の読み方が存在する。

意味

  1. たすける。手助けする。えてける。類義語:「佐幕・王佐・補佐」
  2. 軍隊・自衛隊における将校の階級のつ。「佐官・大佐・中佐・少佐・一等陸佐」
  3. 《律令制》兵衛府・衛門府の第二等官。次官。「左兵衛佐・右兵衛佐」
  4. 佐渡国(さどのくに)の略称。「佐州・越佐」

佐の用法:四等官制

四等官制【しとうかんせい】とは、律令制度における四階級で構成された官司体系。日本には大宝律令で導入され、官制の礎を築いた。

四等官制の種類
官職 長官 次官 半官 主典
読み
(当て字)
かみ すけ じょう さかん
神祇官
太政官 大臣 大納言
参議
少納言
外記
大夫
令史
弾正台
衛府
大宰府
大領 少領 主政 主帳

佐の用法:北陸道(行政区画)

北陸道(行政区画)【ほくりくどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の新潟県、富山県、石川県、福井県にまたがる地域をさす。

北陸道の一覧
北陸道
律令国名 州名 略字
若狭国 若州
越前国 越州
加賀国 加州
能登国 能州
越中国 越州
越後国 越州
佐渡国 佐州
渡州

佐の用法:階級(軍隊)

階級(軍隊)【かいきゅう】とは、軍事組織における指揮系統の格付け順位。一部の階級は名誉・功績で授与されるため、厳密な指揮系統ではないことがある。各国の軍によって階級区分の有無や役割が異なる。

軍隊の階級
元帥( 大元帥 元帥 次帥
士官(
将校
将官( 大将 中将 少将 准将
佐官( 大佐 中佐 少佐 准佐
尉官( 大尉 中尉 少尉 准尉
准士官 兵曹長 上等兵曹
下士官 曹長 軍曹 伍長
兵長 上等兵 一等兵 二等兵

熟語

宇佐【うさ】

[Romaji]Usa

うさし(宇佐市)
[古]うさぐん(宇佐郡)

佐久【さく】

[Romaji]Saku

さくし(佐久市)
さくまち(佐久町)

佐野【さの】

[Romaji]Sano

さのし(佐野市)
群馬県高崎市南東部の地名。
昔、この地を流れる烏川(カラスガワ)に船橋があり、『万葉集』での歌枕「佐野の船橋」の故地と伝えられる。
また、謡曲『鉢木(ハチノキ)』の舞台で、常世神社はその主人公佐野源左衛門の邸跡という。

土佐【とさ】

[Romaji]Tosa

[歴]旧国名。南海道六ヶ国の一つ。現在の高知県。

須佐【すさ】

[Romaji]Susa

すさちょう(須佐町)

文字コード

「佐」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「佐」の文字コード一覧
Unicode 1 U+4F50
JISX0213 1-26-20
戸籍統一文字番号 2 006070
住基ネット統一文字 J+4F50

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「佐」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 189
新大字典4 講談社 396
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 267
大漢和辞典6 7 大修館書店 506
大漢語林8 大修館書店 242

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「佐」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「佐」についての総括
  1. 佐の画数 :7画
  2. 佐の部首 : 人
  3. 佐の読み方:サ・たすける・すけ
  4. 佐の意味 :たすける/手助けする/支えて助ける
以上で「佐」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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