「蒸」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

蒸とは、むす／むれる／むらす／ふかす／水などに熱を与えて気体にするなどの意味をもつ漢字。13画の画数をもち、艸部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『蒸』の字には少なくとも、蒸ジョウ・ 蒸ショウ・ 蒸れるむれる・ 蒸らすむらす・ 蒸すむす・ 蒸けるふける・ 蒸かすふかす・ 蒸いおおいの8種の読み方が存在する。

意味

1. むす。むれる。むらす。ふかす。水などに熱を与えて気体にする。「蒸気・蒸発・蒸留」
2. もろもろ。多い。類義語：烝「蒸民」

蒸の用法：平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

熟語

蒸籠【せいろう】

[料]釜の上に載(ノ)せて、食品を蒸(ム)す器(ウツワ)。こしき(甑)。
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一銭蒸汽【いっせんじょうき】

[歴][交]東京の隅田川(スミダガワ)を定期運航した小型客船(水上バス)。1885年(明治18年)4月1日から吾妻橋(アヅマバシ)・永代橋(エイタイバシ)間を航行。太平洋戦争前まで運航されていた。

まむし／真蒸／真蒸し【まむし】

[京阪地方の方言][料]鰻飯(ウナギメシ)。うなぎめし(鰻飯)、ひつまむし(ひつまむし、櫃真蒸、櫃真蒸し)。
「塗(マブ)し」の転とも、「まんめし(鰻飯)」の転とも。

陸蒸気【おかじょうき】

[古][交]汽車(蒸気機関車)の別称。
じょうききかんしゃ(蒸気機関車)
明治初期の言葉で、海の蒸気船に対し「陸の蒸気(船)」の意味。
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ひつまむし／櫃真蒸／櫃真蒸し【ひつまむし】

[京阪地方の方言][料]小ぶりの櫃(ヒツ)に入った鰻飯(ウナギメシ)。うなぎめし(鰻飯)、まむし(まむし、真蒸、真蒸し)。
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文字コード

「蒸」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「蒸」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。