「鹽」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

異体字「塩」については「塩(漢字)」をご覧ください。

とは、しお/料理の調味料/海水に多く含まれるなどの意味をもつ漢字。24画の画数をもち、鹵部に分類される。日本では大学もしくは一般レベルの漢字とされる。

漢字「鹽」
字体
読み 音読み エン
《外》アン
訓読み しお
部首 鹵部
画数 総画数 24画
部首内画数 鹵部13画
JIS漢字水準 JIS第2水準
漢字検定 漢検1級漢検準1級
異体字「塩」
字体
画数 13画
Unicode U+5869
JISX0213 1-17-86

書き方・読み方

書き方

鹽_書き方
鹽の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、エンアンしおの3種の読み方が存在する。

意味

  1. しお。料理の調味料。海水にまれる。「鹽田・鹽分・食鹽・米鹽・岩鹽・鹽湖」
  2. しおけにする。類義語:「鹽蔵」
  3. 鹽味。五味のつ。しょっぱい。「鹽味」
  4. 苦労。しいこと。骨折り。「鹽をむ」
  5. 《化学》鹽素。気体元素のひとつ。「鹽素・鹽化・鹽化物・鹽酸」
  6. 《化学》えん。酸由来のイオンと鹽基由来のイオンとが結合した化合物。「鹽類・正鹽・中性鹽・酸性鹽・鹽基性鹽・酢酸鹽・硝酸鹽・炭酸鹽・硫酸鹽」
  7. 天鹽国(てしおのくに)の略称。「鹽狩峠」

鹽の用法:平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

平水韻の種類
平声 上平声
下平声
上声

()
去声
入声

文字コード

「鹽」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「鹽」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9E7D
JISX0213 1-83-37
戸籍統一文字番号 2 538500
住基ネット統一文字 J+9E7D

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「鹽」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 12089
新大字典4 講談社 20653
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2020
大漢和辞典6 7 大修館書店 47579
大漢語林8 大修館書店 1971

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第4学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「鹽」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「鹽」についての総括
  1. 鹽の画数 :24画
  2. 鹽の部首 : 鹵
  3. 鹽の読み方:エン・アン・しお
  4. 鹽の意味 :しお/料理の調味料/海水に多く含まれる
以上で「鹽」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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