守とは、まもる/保護する/見張る/侵略されないようにするなどの意味をもつ漢字。6画の画数をもち、宀部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。
字体 | 守 | |
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読み | 音読み | シュ ス 《外》シュウ |
訓読み | まも(る) 《中》も(り) 《外》かみ |
|
部首 | 宀部 | |
画数 | 総画数 | 6画 |
部首内画数 | 宀部3画 | |
国語施策 | 教育漢字・常用漢字 | |
JIS漢字水準 | JIS第1水準 | |
漢字検定 | 漢検8級 | |
日本語能力検定 | JLPT N3 |
書き方・読み方
書き方
読み方
『守』の字には少なくとも、守・ 守・ 守・ 守り・ 守る・ 守の6種の読み方が存在する。
意味
- まもる。保護する。見張る。侵略されないようにする。「守衛・守護・守将・守勢・守備・守兵・看守・監守・堅守・厳守・固守・死守・遵守・留守(るす)」
- 役人。地方官。長官。国司の長官。かみ。「太守・郡守・国守・伊勢守」
- 位より高く与えられた官。対義語:行「従三位守大納言」
守の用法:四等官制
四等官制【しとうかんせい】とは、律令制度における四階級で構成された官司体系。日本には大宝律令で導入され、官制の礎を築いた。
官職 | 長官 | 次官 | 半官 | 主典 | |
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読み (当て字) |
かみ | すけ | じょう | さかん | |
官 | 神祇官 | 伯 | 副 | 祐 | 史 |
太政官 | 大臣 | 大納言 参議 |
少納言 弁 |
外記 史 |
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省 | 卿 | 輔 | 丞 | 録 | |
職 | 大夫 | 亮 | 進 | 属 | |
寮 | 頭 | 助 | 允 | 属 | |
司 | 正 | – | 佑 | 令史 | |
弾正台 | 尹 | 弼 | 忠 | 疏 | |
衛府 | 督 | 佐 | 尉 | 志 | |
大宰府 | 帥 | 弐 | 監 | 典 | |
国 | 守 | 介 | 掾 | 目 | |
郡 | 大領 | 少領 | 主政 | 主帳 |
守の用法:守備位置(野球)
守備位置(野球)【しゅびいち】とは、野球で使われる守備位置。ポジション。
守備位置 | 略字 | カタカナ英語 |
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投手 | 投 | ピッチャー |
捕手 | 捕 | キャッチャー |
一塁手 | 一 | ファースト |
二塁手 | 二 | セカンド |
三塁手 | 三 | サード |
遊撃手 | 遊 | ショート |
左翼手 | 左 | レフト |
中堅手 | 中 | センター |
右翼手 | 右 | ライト |
熟語
四字熟語
「守」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。
逆取順守 | 守株待兎 | 創業守成 |
守部【もりべ】
[歴]山野・陵墓などの番人。
。
守護【しゅご】
守ること。しゅごじん(守護神)、しゅごれい(守護霊)。
(転じて)軍事・警察などが警護すること。
符守【ふしゅ】
[漢]任命の割り符(符竹)を受けて太守(郡の長官)になること。
「符竹(フチク)」とも呼ぶ。
。
守株【しゅしゅ】
[中国語]shouzhu
[諺]いつまでも古い習慣などにこだわって、新しい事態に対処しないこと。また、対処できないこと。進歩がないこと。太守【たいしゅ】
[歴]はんおう(藩王)
[歴]らじゃ(ラジャ)
。
文字コード
「守」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する
Unicode 1 | U+5B88 |
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JISX0213 | 1-28-73 |
戸籍統一文字番号 2 | 080390 |
住基ネット統一文字 | J+5B88 |
文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。
検字番号
検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。
書籍 | 出版社 | 検字番号 |
---|---|---|
角川大字源3 | 角川書店 | 2044 |
新大字典4 | 講談社 | 3450 |
新潮日本語漢字辞典5 | 新潮社 | 2532 |
大漢和辞典6 7 | 大修館書店 | 7071 |
大漢語林8 | 大修館書店 | 2485 |
辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。
国語施策
1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第4学年の配当漢字として公示される。
第4学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第3学年の配当漢字として公示される。
第3学年の配当漢字として公示される。
まとめ
「守」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。
「守」についての総括
- 守の画数 :6画
- 守の部首 : 宀
- 守の読み方:ス・シュウ・シュ・もり・まもる・かみ
- 守の意味 :まもる/保護する/見張る/侵略されないようにする
以上で「守」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。
ウサタロー
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