「屋」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

屋とは、いえ／人の住まい／家／建物などの意味をもつ漢字。9画の画数をもち、尸部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校3年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『屋』の字には少なくとも、屋オク・ 屋やね・ 屋や・ 屋いえの4種の読み方が存在する。

意味

1. いえ。人の住まい。家。建物。「屋舎・屋外・屋内・家屋・茅屋(ぼうおく)・社屋・民屋・書屋・廃屋」
2. やね。家を覆うもの。「屋上・屋上屋を架する」
3. 商品やサービスを売買する職業の人や家。「魚屋・うどん屋・おもちゃ屋・薬屋・米屋・酒屋・そば屋・中華屋・床屋・肉屋・花屋・パン屋・板金屋・武器屋・防具屋・本屋・八百屋・洋食屋・ラーメン屋・宿屋・和食屋」
4. や。職業や商店の名である屋号・雅号に添える語。「屋号・鈴の屋・菊の屋」
5. その性質をもつ人。批判や軽蔑の対象として使われる。「気取り屋・凝り屋・分からず屋」

屋の用法：平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

熟語

四字熟語

「屋」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

母屋【もや】

[建]おもや(母屋、母家、主屋、主家)
おもや(母屋、母家、主屋、主家)
[建]小屋組で、棟木(ムナギ)と軒桁(ノキゲタ)の間に平行して垂木(タルキ)や野垂木を支持する水平材。
「母屋桁(モヤゲタ)」とも呼ぶ。
[建](大工の用語)家の軒の内側の部分。

小屋【こや】

[建]小さくて粗末(ソマツ)な造りの建物。
[建]仮に立てた小さな建物。
[劇]芝居や見世物などを興行(コウギョウ)する建物。

火屋【ほや】

ほや(火屋、火舎)
火葬場の別称。
かそうば(火葬場)
。

火屋【ひや】

火葬場の別称。
かそうば(火葬場)
ひや(火屋、忌屋)
。

納屋【なや】

別棟に設けた物置(モノオキ)用の小屋。
特に農家で、収穫物・農機具・肥料などを納める建物。
「物置小屋(モノオキゴヤ)」、「物置」とも呼ぶ。

文字コード

「屋」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「屋」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。