「国」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

国とは、くに／一つの政府に属する土地・社会などの意味をもつ漢字。8画の画数をもち、囗部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『国』の字には少なくとも、国コク・ 国くにの2種の読み方が存在する。

意味

1. くに。一つの政府に属する土地・社会。「国威・国家・国会・国庫・国軍・国政・国交・国際・国葬・国土・国民・国論・国立・愛国・一国・王国・開国・外国・建国・皇国・興国・諸国・小国・祖国・属国・他国・大国・帝国・万国・母国・亡国・列国」
2. 日本国。わが国。「国学・国語・国史・国字・国税・国文・国訳」
3. 地理上または行政上の行政区画の一つ。「国衙(こくが)・国郡・国司・国守・国府」
4. ふるさと。いなか。「郷国・国元・国許」
5. 国の中で特に優れている人物。「国士・国手」
6. 国民の略称。「国体」
7. 国際の略称。「国連」
8. 国有の略称。「国財・国鉄」

国の用法：四等官制

四等官制【しとうかんせい】とは、律令制度における四階級で構成された官司体系。日本には大宝律令で導入され、官制の礎を築いた。

国の用法：地方行政区画

地方行政区画【ちほうぎょうせいくかく】とは、国を統治するために領土を細分化したもの。時代と共に土地の役割が集落区分・領地区分・徴税区分・地方行政区分として大きく変化してきた。

熟語

四字熟語

「国」の漢字を語中にもつ四字熟語15種を表にまとめる。

国府【こう】

[Romaji]Ko

大阪府藤井寺市(フジイデラシ)の地名。こういせき(国府遺跡)。
。

国母【こくぼ】

こくも(国母)
。

国府【こくぶ】

[Romaji]kokubu／Kokubu

国衙【こくが】

[歴]律令制度で地方行政の役所。地方官である国司が治める役所。
国衙のある所は「国府(コクフ)」と呼び、また国衙も「国府」と呼ばれた。

国師【こくし】

[歴]奈良時代の僧官。のち講師(コウジ)と改称。
中国では皇帝、日本では朝廷から国家の師表たるべき高僧におくられた称号。

文字コード

「国」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「国」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。