「陰」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

陰とは、光が当たらない影の部分/暗いなどの意味をもつ漢字。11画の画数をもち、阜部に分類される。日本では常用漢字に定められており、中学校在学中レベルの漢字とされる。

漢字「陰」
字体 陰
読み 音読み イン
《外》アン
《外》オン
訓読み かげ
かげ(る)
《外》くら(い)
《外》ひそ(か)
部首 阜部
画数 総画数 11画
部首内画数 阜部8画
国語施策 常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検4級
日本語能力検定 JLPT N1

書き方・読み方

書き方

陰_書き方
陰の書き順【筆順】

読み方

『陰』の字には少なくとも、陰オン・ 陰イン・ 陰アン・ 陰かひそか・ 陰いくらい・ 陰るかげる・ 陰かげの7種の読み方が存在する。

意味

  1. 光が当たらない影の部分。暗い。同義語:蔭・翳
    • イン。「陰影・樹陰・緑陰・夜陰」
    • かげ。「木陰(こかげ)・日陰」
  2. 曇り。雲が空を覆う。
    • イン。「陰雨・陰翳(いんえい)・陰晴」
  3. 日が当たらない側。川の南。山の北。
    • イン。「山陰・淮陰・平陰」
  4. 人目につかない。密かに。隠れて見えない。
    • イン。「陰徳・陰謀」
    • かげ。「岩陰・草陰・物陰」
  5. 隠すもの。恥部。
    • イン。「陰茎・陰嚢・陰部・陰毛・陰門・女陰」
  6. 意地が悪い。暗い。気が晴れない。
    • イン。「陰鬱(いんうつ)・陰気・陰険・陰湿」
    • かげ。「陰口」
  7. 時間。時の間隔。
    • イン。「光陰・寸陰」
  8. 喪に服す間、住む小屋。類義語:闇
    • アン。「諒陰」
  9. 電磁気で電位の低い方。マイナス。対義語:陽
    • イン。「陰極」
  10. 隠岐国(おきのくに)の略称。
    • イン。オン。「隠州」
  11. 《易経》易において消極的・受動的とされるもの。地/月/夜/女/柔/静/暗/偶数など。対義語:陽
    • イン。「陰性・重陰・太陰」
    • オン。「陰陽(おんよう/おんみょう)」

陰の用法:五蘊

五蘊【ごうん】とは、人がもつ心身の両面にわたる作用を五つの要素にまとめたもの。「蘊(うん)」は集まりを意味する。「五陰(ごおん)」「色受想行識」とも。三科(五蘊、十二処、十八界)の一つ。

五蘊の種類
五蘊
ごうん
色
しき
受
じゅ
想
そう
行
ぎょう
識
しき

陰の用法:十干

十干【じっかん】とは、十二支と共に使われた古代中国の暦法。時代と共に陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では契約書などで双方を表す際、「甲」「乙」と呼ぶことで使われている。十天干(じっかんてん)とも。

十干の種類
五行 陰陽
陽 陰
木 甲
コウ
きのえ
乙
オツ
きのと
火 丙
ヘイ
ひのえ
丁
テイ
ひのと
土 戊
ボ
つちのえ
己
キ
つちのと
金 庚
コウ
かのえ
辛
シン
かのと
水 壬
ジン
みずのえ
癸
キ
みずのと

陰の用法:山陰道(行政区画)

山陰道(行政区画)【さんいんどう】とは、飛鳥時代以降における地域区分および行政区画の一つ。五畿七道の一道に数えられる。
現在の京都府北部、兵庫県北部、鳥取県、島根県にまたがる地域をさす。

山陰道の一覧
山陰道
律令国名 州名 略字
丹波国 丹州 丹
丹後国 丹州 丹
但馬国 但州 但
因幡国 因州 因
伯耆国 伯州 伯
出雲国 雲州 雲
石見国 石州 石
隠岐国 隠州 隠

熟語

四字熟語

「陰」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「陰」が入る四字熟語
一寸光陰いっすんのこういん 陰陽五行いんようごぎょう 五陰盛苦ごおんじょうく

陰核【へのこ】

睾丸(コウガン)。
「陰嚢中の核」の意味。
陰茎・男根・ペニス。

陰阜【いんぷ】

「恥丘(チキュウ)」、「ときん(頭巾、兜巾、頭襟)」、「白毫(ビャクゴウ)」とも呼ぶ。
。

陰日【かげび】

[暦]節日(セチニチ)の翌日。せちにち(節日)。
忌日(キニチ)の別称。

舐陰【しいん】

くんにりんぐす(クンニリングス)
。

五陰【ごおん】

[仏]ごうん(五蘊)
五陰盛苦(ジョウク)
。

文字コード

「陰」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「陰」の文字コード一覧
Unicode 1 U+9670
JISX0213 1-17-02
戸籍統一文字番号 2 472830
住基ネット統一文字 J+9670

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「陰」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 10880
新大字典4 講談社 18348
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 13736
大漢和辞典6 7 大修館書店 41691
大漢語林8 大修館書店 12487

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表9」に採用される。

まとめ

「陰」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「陰」についての総括
  1. 陰の画数 :11画
  2. 陰の部首 : 阜
  3. 陰の読み方:オン・イン・アン・ひそか・くらい・かげる・かげ
  4. 陰の意味 :光が当たらない影の部分/暗い
以上で「陰」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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