「末」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

末とは、物事の最後／端／果てなどの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、木部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『末』の字には少なくとも、末ミャク・ 末マツ・ 末マチ・ 末ベキ・ 末バツ・ 末すえ・ 末うらの7種の読み方が存在する。

意味

1. 物事の最後。端。果て。
   • マツ。「末裔(まつえい)・末期・末日・末端・末尾・巻末・期末・結末・月末・歳末・週末・章末・端末・年末・文末・本末」
   • バツ。マツ。「末子・末孫・末弟・末妹」
2. 位が低い。下級。
   • マツ。「末学・末座・粗末・麁末(そまつ)」
   • バツ。マツ。「末席」
3. 細かい粉。小さい屑。
   • マツ。「瑣末(さまつ)・細末・粉末」

末の用法：平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

末の用法：片仮名

片仮名【かたかな】とは、カタカナの由来・起源となった漢字。漢字を早く小さく書くために片仮名が生まれた。

熟語

四字熟語

「末」の漢字を語中にもつ四字熟語6種を表にまとめる。

末子【ばっし】

まっし(末子)
。

末子【まっし】

兄弟・姉妹の中で、最後に生れた子。
「ぱっし(末子)」、「末(スエ)っ子」、「すえこ(末子、季子)」とも呼ぶ。
⇔ちょうし(長子)参照うらなり(末生り、末成り)
。

末伏【まっぷく】

[中国語]mofu

御末【おすえ】

[歴]宮中・将軍家の御末間(オスエノマ)。
諸侯や諸臣などの対面に用いられた。
[歴]江戸時代、将軍家・大名家などで下級の奥女中のいる部屋。

終末論【しゅうまつろん】

[英語]eschatology

文字コード

「末」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「末」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。