「寸」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

寸とは、ごく僅か／少し／短い／ちょっとなどの意味をもつ漢字。3画の画数をもち、寸部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校6年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『寸』の字には少なくとも、寸ソン・ 寸スン・ 寸かわずか・ 寸きの4種の読み方が存在する。

意味

1. ごく僅か。少し。短い。ちょっと。「寸陰・寸暇・寸劇・寸刻・寸志・寸時・寸借・寸寸・寸断・寸鉄・寸土・寸秒・寸分」
2. 長さ。長さを測る。「寸法・原寸」
3. 《尺貫法》長さの単位の一つ。10寸で1尺。約3.03センチメートル。「寸尺・一寸・方寸」

寸の用法：尺貫法(長さ・距離)

尺貫法(長さ・距離)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた長さや面積などの単位系。計量法により1958年に廃止された。

寸の用法：平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

熟語

四字熟語

「寸」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

五寸【ごすん】

一寸の五倍の長さ。約15.15センチメートル。ごすんくぎ(五寸釘)。

八寸【はっすん】

一寸の８倍の長さ。約24.24センチメートル。
[食]はっすんぜん(八寸膳)
[食]懐石料理で、最初に出す酒肴(シュコウ)の口取肴(クチトリザカナ)。

寸白【すんばく】

すばく(寸白)
。

すた／寸莎【すた】

[建]すさ(寸莎)の別称。
すさ(すさ、寸莎)
。

つた／寸莎【つた】

[建]すさ(寸莎)の別称。
すさ(すさ、寸莎)
。

文字コード

「寸」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「寸」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。