「未」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

未とは、いまだ／いまだ～ず／いまだに～しないなどの意味をもつ漢字。5画の画数をもち、木部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校4年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『未』の字には少なくとも、未ミ・ 未ビ・ 未だまだ・ 未ひつじ・ 未だ…ずいまだ…ず・ 未だいまだの6種の読み方が存在する。

意味

1. いまだ。いまだ～ず。いまだに～しない。対義語：既「未然・未来・未知・未明・未発・未遂(みすい)・未熟・未練・未決・未済・未完・未納・未満・未成年・未曽有(みぞう)・未生(みしょう)以前・前代未聞(みもん)」
2. ひつじ。動物の羊。十二支の第八番。方角では南南西、時刻では午前２時、および午後１時から午後３時までの間を指す。
3. 未月(びげつ)の略称。陰暦６月の異名。

未の用法：十二支

十二支【じゅうにし】とは、十干と共に使われた古代中国の暦法。時代とともに十二の宮、十二の獣、陰陽五行思想と結びつき、角度・順序・方位も表すようになった。現代日本では、十二年周期に配した動物を指す。十二地支。

未の用法：平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

熟語

四字熟語

「未」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

未【ひつじ】

参照ひつじのひ(未の日)、ひつじのこく(未の刻)
「羊」の漢字と区別するときは「日読(ヒヨ)みの未」と呼ぶ。
。

乙未【おつび】

いつび(乙未)
。

未だ【いまだ】

[副]その時に至っていないこと。今なお。今もって。

乙未【いつび】

干支(エト)で32番目の、きのと(乙)ひつじ(未)のこと。
まれに「おつび」とも読む。
。

未視感【みしかん】

[心]じゃめびゅ(ジャメビュ)
。

文字コード

「未」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「未」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。