「毛」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、け/生き物の表皮が変形した体の組織/髪のけなどの意味をもつ漢字。4画の画数をもち、毛部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校2年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「毛」
字体
読み 音読み モウ
《外》
《外》ボウ
訓読み
部首 毛部
画数 総画数 4画
部首内画数 毛部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検9級
日本語能力検定 JLPT N2

書き方・読み方

書き方

毛_書き方
毛の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、モウボウの4種の読み方が存在する。

意味

  1. け。の表皮が変形したの組織。のけ。
    • モウ。「毛幹・毛根・毛髪・育毛・羽毛・剛毛・繊毛・脱毛・発毛・羊毛」
    • け。「毛糸・赤毛・癖毛・地毛(じげ)・鼻毛・眉毛・三毛(みけ)」
  2. 栽培すること。作物がえる。
    • モウ。「不毛・二毛作」
  3. さくてかいもの。かなもの。類義語:
    • モウ。「毛頭・毫毛」  
  4. モウ。単位。類義語:「一毛・数毛・厘毛」
    • 《尺貫法》さの単位。の1/1000。0.0303ミリメートル。
    • 《尺貫法》さの単位。の1/1000。3.75ミリグラム。
    • 割合の単位。の1/10。 10で1
    • 貨幣の単位。の1/10000。

毛の用法:尺貫法(重量・質量)

尺貫法(重量・質量)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた重量や質量の単位系。計量法により1958年に廃止された。

尺貫法(重量・質量)の一覧
単位 単位変換 SI変換
6.25斤 3.75キログラム
16両 600グラム
10匁 37.5グラム
10分 3.75グラム
10厘 375ミリグラム
10毛 37.5ミリグラム
1毛 3.75ミリグラム

毛の用法:尺貫法(長さ・距離)

尺貫法(長さ・距離)【しゃっかんほう】とは、尺貫法(しゃっかんほう)は昔の日本で利用していた長さや面積などの単位系。計量法により1958年に廃止された。

尺貫法(長さ・距離)の一覧
単位 単位変換 SI変換
36町 約3927.27メートル
60間 約109.09メートル
6間 約10.908メートル
10尺 約3.030メートル
6尺 約1.818メートル
10寸 約0.303メートル
10分 約30.3ミリメートル
10厘 約3.03ミリメートル
10毛 約303マイクロメートル
1毛 約30.3マイクロメートル

毛の用法:平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

ひらがなと元の漢字
行/段 あ段 い段 う段 え段 お段
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行

毛の用法:片仮名

片仮名【かたかな】とは、カタカナの由来・起源となった漢字。漢字を早く小さく書くために片仮名が生まれた。

カタカナと元の漢字
行/段 ア段 イ段 ウ段 エ段 オ段
ア行
カ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行

熟語

四字熟語

「毛」の漢字を語中にもつ四字熟語3種を表にまとめる。

「毛」が入る四字熟語
毫毛斧柯ごうもうふか 属毛離裏ぞくもうりり 泰山鴻毛たいざんこうもう

毛野【けの】

[Romaji]Keno

[歴]上野(コウズケ)(現:群馬県)・下野(シモツケ)(現:栃木県)両国の古称。
江戸時代以後は「けぬ(毛野)」とも誤称され、また「両毛(リョウモウ)」とも呼ぶ。
7世紀後半に上毛野(カミツケノ)・下毛野(シモツケノ)の両国に分割。

毛野【けぬ】

[Romaji]Kenu

[俗][歴]けの(毛野)

野毛【のげ】

[Romaji]Noge

東京都世田谷区南部の地名。
北部を上野毛(カミノゲ)に接する。
南部、多摩川の対岸は神奈川県川崎市高津区(タカツク)下野毛(シモノゲ)。

三毛【みけ】

[哺]みけねこ(三毛猫)

稲毛【いなげ】

[Romaji]Inage

いなげく(稲毛区)
[交]いなげえき(稲毛駅)

文字コード

「毛」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「毛」の文字コード一覧
Unicode 1 U+6BDB
JISX0213 1-44-51
戸籍統一文字番号 2 190030
住基ネット統一文字 J+6BDB

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「毛」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 4758
新大字典4 講談社 8074
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 5770
大漢和辞典6 7 大修館書店 16772
大漢語林8 大修館書店 5723

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第2学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第2学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「毛」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「毛」についての総括
  1. 毛の画数 :4画
  2. 毛の部首 : 毛
  3. 毛の読み方:モウ・ボウ・ブ・け
  4. 毛の意味 :け/生き物の表皮が変形した体の組織/髪のけ
以上で「毛」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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