「職」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

職とは、務め／担うべき仕事／責務／任務／役目などの意味をもつ漢字。18画の画数をもち、耳部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校5年生修了レベルの漢字とされる。

書き方・読み方

書き方

読み方

『職』の字には少なくとも、職ヨク・ 職ヨキ・ 職ドク・ 職トク・ 職ショク・ 職シキ・ 職シ・ 職イキ・ 職めつとめ・ 職るつかさどる・ 職つかさの11種の読み方が存在する。

意味

1. 務め。担うべき仕事。責務。任務。役目。「職域・職掌・職責・職務・汚職・官職・公職・辞職・殉職・神職・聖職・役職・要職」
2. しょく。生活するための仕事。「職域・職業・職場・求職・休職・失職・就職・定職・転職・内職・無職」
3. 熟練の技術。優れた技を持つ。「職人」
4. 《律令制》役所の種類の一つ。省の下、寮の上に位置する。「中宮職・大膳職」

職の用法：四等官制

四等官制【しとうかんせい】とは、律令制度における四階級で構成された官司体系。日本には大宝律令で導入され、官制の礎を築いた。

職の用法：平水韻

平水韻【へいすいいん】とは、《中国》漢詩において押韻(韻を踏む)ために用いられる106の韻。一般的に「詩韻(しいん)」を意味する平水韻は、中古音の音韻体系を表すものとして用いられてきた。

熟語

四字熟語

「職」の漢字を語中にもつ四字熟語を表にまとめる。

職事【しきじ】

⇔さんに(散位)、さんじ(散事)
。

四職【ししき】

[歴]室町幕府の侍所に任じられる有力守護。
山名(ヤマナ)・一色(イツシキ)・京極(キヨウゴク)・赤松(アカマツ)の４家。さんかんれい(三管領)。

内職【ないしょく】

奥向きの職。後宮の職務。
本職の合間(アイマ)にする副業(フクギョウ)。

職安【しょくあん】

[経]公共職業安定所の略称。
こうきょうしょくぎょうあんていじょ(公共職業安定所)
。

順職【じゅんしょく】

自分の職務上、行なうべき通りに行なうこと。
。

文字コード

「職」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁／団体／組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典／漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

まとめ

「職」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。