「女」の画数・部首・書き順・読み方・意味まとめ

とは、おんな/婦人/人間の雌などの意味をもつ漢字。3画の画数をもち、女部に分類される。日本では教育漢字、常用漢字に定められており、小学校1年生修了レベルの漢字とされる。

漢字「女」
字体
読み 音読み ジョ
《中》ニョ
《高》ニョウ
訓読み おんな
《中》
《外》なんじ
《外》むすめ
《外》めあ(わせる)
部首 女部
画数 総画数 3画
部首内画数 女部0画
国語施策 教育漢字・常用漢字
JIS漢字水準 JIS第1水準
漢字検定 漢検10級
日本語能力検定 JLPT N5

書き方・読み方

書き方

女_書き方
女の書き順【筆順】

読み方

』の字には少なくとも、ニョウニョジョ女わせるめあわせるむすめなんじおんなの8種の読み方が存在する。

意味

  1. おんな。婦人。人間の。対義語:「女医・女王・女系・女子・女性・女装・女流・悪女・才女・侍女・淑女・男女・老女・天女(てんにょ)」
  2. むすめ。おんなの。嫁入り。「王女・皇女・次女・三女・処女・少女・息女・長女・養女・乙女(おとめ)」
  3. なんじ。おまえ。類義語:「女等」
  4. 一対ののうち、さい、もしくは女性的にえる。類義語:「女滝・女瓦」
  5. 二十八宿のつ。うるきぼし。「女宿」

女の用法:二十八宿

二十八宿【にじゅうはっしゅく】とは、古代中国発祥の星座区分。黄道(太陽の道)を二十八に分けて天文学・占星術に活用した。

二十八宿の種類
四象 七宿
第一宿 第二宿 第三宿 第四宿 第五宿 第六宿 第七宿
東方青龍
北方玄武
西方白虎
南方朱雀

女の用法:平仮名

平仮名【ひらがな】とは、ひらがなの由来・起源となった漢字。漢字を草書体にくずして書くことで平仮名が生まれた。

ひらがなと元の漢字
行/段 あ段 い段 う段 え段 お段
あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行

女の用法:片仮名

片仮名【かたかな】とは、カタカナの由来・起源となった漢字。漢字を早く小さく書くために片仮名が生まれた。

カタカナと元の漢字
行/段 ア段 イ段 ウ段 エ段 オ段
ア行
カ行
サ行
タ行
ナ行
ハ行
マ行
ヤ行
ラ行
ワ行

熟語

四字熟語

「女」の漢字を語中にもつ四字熟語5種を表にまとめる。

「女」が入る四字熟語
処女脱兎しょじょだっと 男耕女織だんこうじょしょく 女人禁制にょにんきんぜい
老若男女ろうにゃくなんにょ 老幼男女ろうようなんにょ

瞽女【ごぜ】

[歴]目の見えない女芸人。
三味線(シャミセン)を弾き、唄などを歌って銭を乞い歩いた。
東北地方では「いたこ(巫子、巫女)」とも呼ぶ。

湯女【ゆな】

温泉宿で客の接待をした下女。
[古]江戸時代、江戸や大坂などの市中の湯屋にいた遊女。
ひそかに売春をしていた。

巫女【みこ】

いちこ(市子、巫子、神巫)

八女【やめ】

[Romaji]Yame

やめし(八女市)
やめぐん(八女郡)

女医【にょい】

[歴]律令制の女性の医者。内薬司に属し、助産・看護などの職務をつかさどった。
「じょい(女医)」とも呼ぶ。

文字コード

「女」の漢字をコンピュータで取り扱うために策定された各文字規格を紹介する

「女」の文字コード一覧
Unicode 1 U+5973
JISX0213 1-29-87
戸籍統一文字番号 2 069220
住基ネット統一文字 J+5973

文字ごとに採番された各種コードは、互いに異なる識別番号を持ち、管轄業務を担う省庁/団体/組織によって各用途ごとに管理されている。

検字番号

検字番号とは、各出版社が刊行した漢字辞典/漢和辞典に記載されている検索字を効率よく探すための識別コードである。

「女」の検字番号一覧
書籍 出版社 検字番号
角川大字源3 角川書店 1799
新大字典4 講談社 3055
新潮日本語漢字辞典5 新潮社 2244
大漢和辞典6 7 大修館書店 6036
大漢語林8 大修館書店 2184

辞書の巻頭や巻末、別巻などに記載された検字番号を用いることで、漢字の掲載ページ・掲載位置を容易に特定することができる。

国語施策

1946年(昭和21年)11月
当用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和21年内閣告示第三十二号の「当用漢字表」に採用される。
1958年(昭和33年)
学年別漢字配当表(昭和33年)に掲載
昭和36年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第1学年の配当漢字として公示される。
1977年(昭和52年)
学年別漢字配当表(昭和52年)に掲載
昭和55年度より実施される、小学校学習指導要領(文部省)の付録「学年別漢字配当表」に
第1学年の配当漢字として公示される。
1981年(昭和56年)10月
常用漢字表に掲載
国語審議会からの答申を受けて、昭和56年内閣告示第一号の「常用漢字表」に採用される。
1989年(平成元年)
学年別漢字配当表(平成元年)に掲載
平成4年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表
9」に
第1学年の配当漢字として公示される。
2010年(平成22年)11月
改定常用漢字表に掲載
文化審議会からの答申を受けて、平成22年内閣告示第ニ号の「改定常用漢字表10」に採用される。
2017年(平成29年)
学年別漢字配当表(平成29年)に掲載
令和2年度より実施される、小学校学習指導要領(文部科学省)の別表「学年別漢字配当表」に
第1学年の配当漢字として公示される。

まとめ

「女」の画数・部首・書き順・読み方・意味について、もう一度おさらいする。

「女」についての総括
  1. 女の画数 :3画
  2. 女の部首 : 女
  3. 女の読み方:ニョウ・ニョ・ジョ・めあわせる・め・むすめ・なんじ・おんな
  4. 女の意味 :おんな/婦人/人間の雌
以上で「女」の字の解説は終わりです。今後とも受験勉強・資格取得・自己学習にモジナビをお役立てください。

ウサタロー

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